2017年10月28日 夜9時〜
インカ道ではマラソンレースも開催されています。アンデス山脈を100キロ走るアンデスレースです。私は13キロのコースにエントリーしました。100キロコースの参加者のほとんどは南米の方で、何人かにお話を伺ったのですが、標高が高い所を走ることは全く気にならないという強者揃いでした。100キロのコースは、距離が長いだけでなく、日が落ちて真っ暗な中、雪があったり凍結したりしている山道を走る本当に過酷なウルトラマラソンです。レースの数日前にコース確認のため100キロを軽く走ってきたという方がいて、どんだけ体力あるの!?と絶句してしまいました。
アンデスレースでは、100キロコースの一部を走る
60キロ、30キロ、13キロのレースもある
アンデスレースの取材は日本初!
それに比べれば13キロは…と思われるかもしれませんが、13キロでもきつかったですね。幸い頭痛や吐き気などの症状は出ませんでしたが、平地では感じたことのない疲労感を感じました。これまで何度もレースに参加してきて、辛くなっても歩かず完走してきましたが、今回はためらうことなくレース中に止まってしまいました(笑)。それでも途中にふと目に留まった景色に感動することもあり、そんな時インカの人たちも山道で疲れた時にこの景色に癒されたりしたのかなと思いました。
古くは「神の食べ物」と呼ばれ珍重されていた
カカオはペルーの代表的な特産物
大杉さんが持っているのは
近年注目を集めているオーガニックカカオ(レプリカ)
切り立った崖を上る大杉さん
実は高い所が苦手とか…
この先にあるのは驚きの人気施設!
インカ道マチュピチュトレッキングは、世界中のトレッカーが憧れる人気のツアーです。3泊4日で私たちはおよそ45キロ歩きましたが、テントや食事などは現地のスタッフの方たちが用意して下さるので、大きな荷物を背負っていく必要はありません。そして途中に遺跡などの見所がたくさんあります。世界中から予約が殺到するのもよくわかる見所の数々は、是非番組をご覧になって楽しんで頂けたらと思います。高所とトレッキングに慣れていない私は、思うように体が動かず時に気弱になってしまうこともありましたが(笑)、本当に貴重な体験ができたと思います。
「マチュピチュに到着した時はその素晴らしさと
歩き終えたという達成感で感激もひとしおでした」(大杉さん)