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その美しさ、大きさ、そして謎多きことから私たちを魅了するピラミッド。次回「世界ふしぎ発見！」では、数多くのピラミッドがある中央アメリカで、近年の発掘調査によって明らかになった新たな真実をご紹介します。メキシコ・グアテマラでピラミッドをレポートした比嘉バービィさんにお話を伺いました。

大人気世界遺産テオティワカン
地下トンネルの発掘で明らかになった
驚くべき最新情報をご紹介！

これまで、中米や南米の遺跡をいくつか取材させて頂きましたが、造られた当時の原型を留め、高く聳えるようなピラミッドというのはまだ一度も見たことがなかったのです。エジプトのピラミッドも実際にはまだ見たことがないですし…。ですから今回テオティワカンを取材できると知った時には、やった〜！と思いました(笑)。そして取材を終えた今思うのは、ピラミッドは奥深い！ということです。

私自身、ピラミッドというと古代の王国がその繁栄と権力を誇示するかのように造った巨大な建造物というイメージがあったのですが、中米のピラミッドには形や位置にも重要な意味があり、地上だけでなく地下にも古代の人たちの想いが秘められていると知りました。

特にテオティワカンでは、大きな発見が地下から次々と出てきています。今回は、ケツァルコアトルのピラミッド近くで見つかった地下トンネルでの発掘調査現場を見せて頂きました。そして案内をしてくださったホルヘ・メンデス先生に教えて頂いた近年の調査で明らかになってきたことは、どれも本当に興味深く、番組の見所のひとつですね。先生のお話を伺って、このピラミッドを築いた人たちは、とても繊細で豊かな感性を持っていたのだと感じました。