2015年12月12日 夜9時〜
ここでは、宇宙や宇宙飛行士を身近に感じられる体験や、取材のこぼれ話をご紹介!
筑波宇宙センターでは、宇宙飛行士が実際に訓練を行っていた設備を使って、各種の模擬訓練を体験(有料)することが出来ます。
今回のレポートでミステリーハンターの大杉亜依里さんと、レポートに協力して下さった弟でモデルの大杉友兼(ゆうけん)さんが挑戦したのは、宇宙飛行士チームと管制官チームに分かれて行う、コミュニケーション養成訓練。声のやり取りだけで、閉鎖設備の中にいる大杉友兼(ゆうけん)さんに、絵の内容を伝え完成させていきました。
「当日、訓練の内容をお聞きした時は、なんとか出来そうだね!なんて弟と言っていましたが…、実際はそう簡単ではなかったです。普段は、弟だからこれくらいで通じるだろう、という感じで言葉を投げているのが分かりました。自分の思うようには伝わっていないことをすごく感じましたが、それが宇宙空間で起きたら大変なこと。だから的確な言葉を使って、相手のことを思って話すことが大切なんだと分かりました。姉弟関係にもいい効果がありそうですね(笑)」(大杉さん)
<宇宙飛行士模擬訓練・体験>
※模擬訓練の体験は予約が必要 対象年齢は小学2年生以上
□閉鎖環境適応模擬訓練
国際宇宙ステーションの閉鎖状態の部屋で、言葉のやりとりで絵を完成させていく訓練等を行う。人に話を伝える、人の話を理解することの難しさ、集中力の大切さを体験。
□船外活動模擬訓練
無重量環境試験設備のエリアを使用して、宇宙飛行士と管制官に分かれて船外活動のミッション訓練を行う。チームワークの大切さを体験。
□緊急対処模擬訓練
低圧環境適応訓練設備を使用して、国際宇宙ステーション内で発生した空気漏れを制限時間内に止めるミッションを行う。状況を正確に確認し、落ち着いて作業を行う大切さを体験。
□宇宙ローバー(無人探査車)操作模擬体験
宇宙ローバーに搭載されたカメラの映像を頼りに遠隔操作し、仮想月面コースを時間内に走行。限られた情報だけで様々な障害物を乗り越え目的地を目指す。
問い合わせ先
(株)エイ・イー・エス
宇宙飛行士模擬訓練・体験 予約担当まで
今回、JAXA宇宙飛行士・油井亀美也さんのお父様、すけ司(※「すけ」はごんべん(言)に「甫」)さんにもお話をうかがった大杉さん。
「ご自宅に伺った時は、まるで自分のおじいちゃんの家にいるような感覚になって、本当に温かいご家庭だと思いました。油井さんの卒業アルバムを見せて頂くなどして色々お話をしましたが、その間にお茶請けをどんどん出して下さったり、最後は持ってかえりなさいとおはぎを大量に包んで下さったりも」(大杉さん)。
そんなくつろいだ時間を過ごしながらふと、すけ司さんの息子さんが今、大きな夢を叶えて宇宙に行っているのだと思うと、不思議な感じもしたそうです。
「宇宙への夢の始まりは決して特別ではなく、普通のご家庭にあるのだと思うと、願えば宇宙には誰でも近づいて行けるのかな…、と思いました」。
またお話をしながら、すけ司さんご本人の魅力もたくさん感じたそう。
「すけ司さんは亀美也さんのことを本当に何でも教えて下さるんです。これ見ていいよ、と渡された写真の中にはヌードも!?思わずこの写真(※生後間もなく)は大丈夫ですか!?ご本人の許可は?なんてことも(笑)。それくらいフランクに接して下さる素敵な方でした」(大杉さん)。