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第1371回
イタリア・ポンペイ グリーンマンとグリーンレディの謎

2015年10月10日 夜9時〜

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竹内 海南江(たけうち かなえ)

「世界ふしぎ発見!」で訪れた国は100ヶ国を突破!!104ヶ国に!!!
CM、文筆業またトラベルリュックや帽子のプロデュースなどでも活躍中。著書にエッセイ『おしりのしっぽ』『お姫様と山男』(集英社be文庫)、短編小説集『アフリカの女』(幻冬舎文庫)、中編小説『うたかたの月』(幻冬舎)、散文写真集「グリオの唄」(ブルースインターアクションズ)。
オフィシャルウェブサイトは「Kanana Kingdom」
ミステリーハンターは今回で272回目(スペシャルの回は含まず)。

今回はミステリーハンター・竹内海南江さんがポンペイへ。2000年前からまるで時が止まったかのように当時の姿を残す、古代ローマ時代の遺跡です。
一体どんな発見が待っていたのか、まずは取材のお話を聞いてみましょう!

18世紀に発掘されるまで1700年
その存在が忘れられていたポンペイとは?

古代ローマ遺跡のひとつですが、古代ローマは他国を制圧して領地を拡大していったので、その遺跡はヨーロッパ中に残されています。その中でポンペイは、タイムカプセルといえる場所なんです。というのも紀元79年のヴェスヴィオ山の噴火によって、ポンペイは一夜にして20mもの火山灰の下に…。ほかの遺跡と違って、本当にその時間ごと止まって、密封された状態で埋もれてしまったんです。そして、その後1700年くらい経って発掘が始まるまで、当時のままの姿を残すことになったんです。

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奥に聳えるのがヴェスヴィオ山

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密封されていたからこそ、発掘が始まると邸宅などから
モザイク画をはじめ、歴史的に貴重で素晴らしい品々が!

そこには想像を超える古代の町の姿が?
普通は歴史に埋もれてしまう庶民の暮らしも?

当時ポンペイは、ローマ市内と比べて人口がかなり少なく、ローマの20万人に対して1万数千人ほど。とてもコンパクトだったからこそ、火山灰で瞬間密閉されたポンペイは、古代の町の縮図として全体像がつかみやすいんです。私たちは、古代と聞くと非文明的なイメージを持ちやすいですよね?でもポンペイから古代ローマを見ていくと…、既に上下水道まで整備されていて、想像とはかなり違う様子が浮かび上がってきます。どんな時代でも、快適な暮らしや、美味しい物を食べたい!というのは(笑)、変わらない部分ですよね。実はそれがもう2000年前にあって、しかもその様子を完全な形で見られる、本当に稀な例がポンペイなんです。もしかしたら神様があえて残した遺跡なのかと思ってしまうほどです。

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いい匂いがしてきそうな窯のあるパン屋さん。
ポンペイでは古代ローマ時代の暮らしを今に伝える物が
数えきれないほど発見されています

当時の調理器具もレポートしましたが、お料理好きの人は、それを見たらすぐに使い道が分かってしまうかも?そんなところからも、毎日、様々な食材を色んなふうに調理して、ごはんを食べていたのが分かるんです。あと、一日の仕事を終えたお父さんが寄る場所も、今と全然変わらないんだな…とか(笑)。歴史に埋もれてしまうような庶民の暮らしが見えてくると、やっぱり面白いですよね。

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バランスの良い食事をしていたというポンペイの人々
多くの海産物も食べていたということで、魚のフライをお味見!

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