2014年10月25日 夜9時〜
これから鍋料理がおいしい季節。番組でご紹介したモロッコの伝統料理タジンの作り方を担当ディレクターに教えてもらいました。日本でも数年前から店頭で日本の土鍋と並んでタジン鍋をよく見かけます。3時間じっくり蒸し煮にする本格タジンの味はミステリーハンターの宮地眞理子さんも絶賛です。
「ロケ中毎日食べていたタジンですが
ふしぎと飽きませんでした。帰国してから
モロッコ料理屋探そうかなと思うほど
現地の味が恋しくなっています(笑)」(宮地さん)
番組とレシピではタジンにアルガンオイルを使っています。その美味しさは格別ですが、オリーブオイルでも大丈夫です。そして是非とも入れてほしいのは、日本で今話題の塩レモンです。塩レモンはモロッコで生まれた発酵食品。瓶に4等分に切ったレモン・水・塩・酢・植物油を入れて1か月くらい漬けこむと出来上がるそうです。タジンは、具もさることながら野菜や肉類の出汁が詰まったスープが最高なんです。塩レモンはスープの味に深みを出してくれます。ご紹介するレシピは、鶏肉を使っていますが、牛肉やミートボールでも美味しいですよ(担当ディレクター)。
●材料(各適量)
・具材:鶏肉(骨付き)、玉ねぎ、じゃがいも、ズッキーニ、いんげん、オリーブ
・香味野菜:しょうが、にんにく、コリアンダー
・調味料:アルガンオイル、塩、コショウ、ターメリック、パプリカ、塩レモン
●作り方
(1)タジン鍋にアルガンオイルを敷き、みじん切りにした玉ねぎ、にんにく、しょうがに塩、コショウ、ターメリック、パプリカを加え炒める。
(2)炒めた香味野菜の上に、皮を下にして鶏肉をのせ、フタを閉じて数分間火を通す。
(3)鶏肉の表面が白くなってきたら裏返して皮を上にし、その上に半分に切って薄切りにした玉ねぎと皮をむき1センチ厚さに切ったじゃがいもを、玉ねぎ、じゃがいもの順で鍋全体に敷き詰めるようにのせる。
(4)さらにその上に適当に皮をむき5センチ長さを半分に切ったズッキーニ、半分に切ったいんげんとオリーブ、そして最後にみじん切りにしたコリアンダーと塩レモンをのせる。
(5)フタを閉じてごく弱火で3時間蒸し煮にする。野菜のかさが減り、鍋にスープがたまってきたら食べごろ。