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第1334回
世界を虜にする!
モロッコ 3つの宝石

2014年10月25日 夜9時〜

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宮地 眞理子(みやち まりこ)

1978年2月27日生まれ。神奈川県出身。女優として映画、TVドラマ、舞台などに多数出演するほか、CM、雑誌等でも幅広く活躍。趣味はボディボードと映画鑑賞。「映画は本当に大好きですね」との言葉通り、映画雑誌に連載を持っていたこともあり、自身でも「RAILWAYS」('10年)、「誘拐ラプソディー」('10年)に出演。ドラマではTBS「温泉へGO!」('08)にレギュラー出演する。特技は、新日本舞踊、合気道。ミステリーハンターは今回で50回目(スペシャルの回は含まず)。

次回「世界ふしぎ発見!」の舞台はモロッコ。今回番組では、近年世界から関心が高まっている特産品に注目。その魅力とそれらの産物に関わる人たちをレポートした宮地眞理子さんにお話を伺いました。

魅力的なのは観光スポットだけじゃない
世界が憧れるモロッコの特産品が!

今回は1日8時間ぐらい車でひたすら走るというような移動の大変なロケでしたが、モロッコのさまざまな魅力に出会えました。色とりどりの工芸品が並ぶマラケシュのような観光都市、ビーチリゾート、美しく幻想的なサハラの砂丘、そして延々と赤茶色の大地が続くアトラス山脈の砂漠地帯。特色の違う場所の魅力もさることながら、そこで暮らしエネルギッシュに働く人の姿も印象的でした。

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マラケシュの中心にあるジャマ・エル・フナ広場
昼と夜では雰囲気が異なりそれぞれの楽しみがある

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かつて富豪の邸宅だったリヤド
外から見える玄関からは想像できないほど
ゴージャスな部屋と中庭が特徴

世界の女性や料理人が憧れる「宝石」は
モロッコの自然を守り
現地の女性たちを輝かせた

そして番組のテーマである3つの「宝石」は、世界中の人を魅了しているだけでなく、モロッコの自然と共に暮らしている人たちの生活に希望を与えたという点でも素晴しいものだと思います。アルガンツリーという木から得られる特産品は、現地の女性たちに現金収入のある仕事を与えました。アルガンツリーは古くからモロッコに自生している木で、ベルベルの人たちはその恵みを大切に使っていたのですが、農地開発のための伐採で絶滅の危機に瀕していたそうです。希少な木、そして環境を守るため活動なさったのがズビダ・シャフール先生です。

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アルガンツリーから得られる特産品を
世界にアピールしたラバド大学のズビダ・シャフールさん
シャフールさんの活動がアルガンツリーを輝く「宝石」にした

シャフール先生のプロジェクトは本当に優れていて、たくさんの人を幸せにしながら環境も維持できるのです。特産品を作る工場を取材しましたが、そこで働く女性たちは本当に元気で明るく輝いていました。もともとその地方の女性たちは、外に出て働くという選択肢もなく、ほとんどの人は学校教育も受けていなかったそうです。工場のみなさんが働けて幸せ、楽しいとおっしゃっていました。歌を歌いながら作業をしていらしたのですが、その歌は私たちにこれだけの喜びをアルガンツリーは与えてくれたという内容だそうです。本当に楽しそうだなぁと見ていると、いつのまにか楽器まで演奏して、ついにはみなさん作業をやめて踊っていました(笑)。そして私にも、一緒に踊りましょうよと声をかけて頂きました。私も楽しかったです。でもつい一瞬、日本人的発想で時間のかかる大変な作業なのに中断しちゃっていいの?なんて思った自分がちょっと寂しかったですね(笑)。

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