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第1333回
フィレンツェ&ボローニャ
世界を魅せる匠の街

2014年10月18日 夜9時〜

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渡辺 早織(わたなべ さおり)

1988年1月19日生まれ。東京都出身。趣味は旅行、世界史(教員免許を取得)。特技は料理、ピアノ、ベース。好きなスポーツはジョギング、ゴルフ。
モデルのほか、女優として映画やドラマ、CMに多数出演。情報番組にレポーターでレギュラー出演中。ミステリーハンターは今回が初めて。

ファッションや車をはじめ、幾多の名品を世に送り出してきたブランド王国、イタリア。その物作りの秘密を探るべく、イタリアへ向かったミステリーハンターの渡辺早織さんに、取材のお話を聞いてみましょう!

イタリアは職人国家!?
レポートで向かった先は?

フィレンツェとボローニャを訪ねました!私はフィレンツェというと、雰囲気のある街並みや、ルネサンス時代にレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなど芸術家が活躍した町、というイメージでした。でもこの取材で訪ねたのは…、路地裏にある、職人さんの工房が集まるエリア。そこではルネサンス時代から受け継がれてきたイタリアの匠の技が、今も息づいていたんです。

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世界中から観光客の訪れる芸術の都には
脈々と受け継がれる匠の技が!

幾つかの工房へ伺いましたが、ルネサンス時代に始まって、今も世界の王侯貴族に依頼を受ける絹織物の工房では、その雰囲気に驚きました!併設されたお店に入った瞬間…、独特のやさしさに包まれたんです。そこで働く職人さんも、「君たちがどう感じたかは分からないけど、この工房の雰囲気はすごくない?僕は入った瞬間に特別な空間だと感じたから、ここで働こうと思ったんだ」と話してくれました。

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立体感のある美しい模様を浮かび上がる絹織物

そのすごい雰囲気というのが、とても神聖というか、神社にいるような感じなんです。また、工房で使われている木製の織り機は、かなり年季が入った様子でした。職人さんがそれをガタン、ガタンと手で動かしながら時を重ねてきた温もりも感じられて…。取材したひとつひとつの工房で、そんなドラマを感じられたことも心に残りました。職人さんのたくさんの思い入れやこだわり、スキルが詰まっていて、足を踏み入れると、自然と伝わってくるものが絶対にあるんです。

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200年前から変わらない織り機が使われているそう

ボローニャで訪れたのは?

イタリアオペラ界きっての名門・ボローニャ歌劇場をレポートします。世界を代表するオペラの現場に、密着取材をしました!稽古の様子から、美術や装置、衣装まで、普段は知ることの出来ない舞台の裏側まで、見せて頂くことが出来たんです。バックステージには、幾つもの工房が並んでいて、80人もの職人さんが仕事をされていました。印象的だったのは、そこで働くみなさんが、とても楽しそうにされている姿。初めは、「忙しくてピリピリした空気なのかな?」と想像していたので…。

またボローニャ歌劇場へ初めて取材に行った時のことですが、早めに到着した私たちよりも先に、あるオペラ歌手の方がもう着いていらしたんです。そこで早く来られた理由をお聞きすると、「みんなが集まるまでの時間、劇場に一人でいて、この雰囲気を楽しみながら待つのが好きなんだ」と教えてくれました。私はそのお話が、オペラの劇場を物語っている気がして、ジーンときました。ボローニャ歌劇場という伝統ある場所で、オペラは一体どんな人たちに、どんな風に作り上げられていくのか、ぜひ注目して欲しいところです!

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ボローニャ歌劇場でオーケストラを指揮するのは日本人の吉田裕史さん
「とてもやさしい方で、オペラをみんなにもっと知って欲しいという
気持ちも伝わってきました。またとてもユニークな一面も、
インタビューなどで垣間見られると思います!」(渡辺さん)

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