2014年2月22日 夜9時〜
脱サラをしてニュージーランドでワイナリーをされている楠田浩之さんは、とてもパワフルな方でした。チャレンジ精神旺盛な男性は魅力的ですが、ついていく家族が大変じゃないですか（笑）。でも奥さまはふわっとやわらかな雰囲気があってとても素敵なんです。うまくいかない時も、ピリピリしたりくよくよしたりせず、「落ち込んでも仕方ないじゃない」と言える方なんですね。女性として憧れます。そして楠田さんのファミリーが大切に丁寧に作ったワインは、あまりにも美味しくて撮影なのにけっこう頂いてしまいました（笑）。
ニュージーランドでワインが造られるようになったのは
わずか50年ほど前
そこで楠田さんは独自のワイン造りに挑んだ
東日本大震災と同じ年に大震災が起ったクライストチャーチには仮設の教会があります。それを建てたのは日本人建築家の坂茂さんです。坂さんは阪神淡路大震災の惨状を見て、建築家としての在り方を考え直したそうです。建物の倒壊によって多くの人が亡くなったことに建築家としてショックを受けたとおっしゃっていました。建築家としていろいろな形で復興に携わることができたと思うのですが、被災した方たちの心の拠り所を作ることを選んだところに感銘を受けました。
坂さんが研究を重ねたのは仮設に適した建材
この教会にも使われている驚きの建材とは？
今回の主役はニュージーランドで活躍をされた日本の方たち。みなさんに実際お会いしてお話を聞けたことは素晴しい体験でした。みなさんに共通していたのは、順風満帆ではなく、何度も苦境に陥るのですが、決して諦めなかったこと。お話を聞いていて凄いなと思うと同時に、励まされました。そして日本人っていいなと思えました。
「取材をして3人の方の心に響く物語を
たくさんの日本の人に知って頂きたいと思いました」（宮地さん）