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撮影中にもふしぎなことが！？

イギリスには大人も子供もワイワイと楽しめるミステリースポットやツアーがありますが、背筋がゾーッとなる所もあります。同じエジンバラのミステリースポットでも、ヴォルツという地下倉庫だった場所は、見た、聞こえた、気分が悪くなったと言う人がけっこういる所です。実は私もここでふしぎな体験をしました。なぜか同じ場所にいても急に寒く感じたり、逆に温度が上がったように感じるのです。風が起きたり冷気を感じるという訳ではないのに、体感が変わるんです。これはスタッフのみなさんも感じたそうです。さらにある部屋へ入ったときに一瞬女の子の笑い声が聞こえたような気がしました。「女の子の声」はその地下でよくあることらしいのですが、その時怖いとは思いませんでした。というのも、私はその地下でクエスチョンを出題することになっていて、その説明がけっこう長かったのでそれを無事にやり遂げなくてはという緊張の方が大きくて（笑）。そういう時は「所詮この世で一番怖いのは生きている人間」という心境になれるものです（笑）。

今思い起こすと、私が一番怖かったのはあるプチホテルに泊まった夜ですね。その日はかなりの暴風雨で、風と雨の音が激しくなかなか寝付けなかったのです。すると突然ブンという音と共に電気が消えたんです。停電とは分かっていましたが、急に今まで取材してきた怖い話が次々に思い出され一人でいるのが寂しくなってきたんです。たまらず部屋のドアを開けて小声で「みなさ〜ん、停電ですよ〜」と言っていました。でも廊下はシーン、周りは真っ暗。あの時は切なかった（笑）！