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第1222回
一番遠い親日国
アルゼンチンに渡ったサムライ

2012年3月10日 夜9時〜

一食に1キロは当たり前!?お肉が美味しい!

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アルゼンチンの食事と言えば、お肉。日本人が1週間に食べる肉の量は平均で700グラム以下ですが、アルゼンチンの人たちは1食で1キロ以上食べることもあるそうです。 「といっても骨も入っての量です。アルゼンチンでお肉と言えば羊と牛がほとんどですから、骨も立派です。にしてもやっぱり多かったですかね(笑)。でもとてもさっぱりしていて、これならかなり食べられちゃうなと思いました。日本の牛肉みたいに霜降りではないんです。調理法はいたってシンプルで、時間をかけてじっくりと焼いたもの。味も塩コショウのみが多かったですね。でもこのシンプルさがいいんです。部位によってうま味が違うのもちゃんとわかりますし、たくさん食べても飽きないんです。

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アバラの部分はトロトロにやわらかくて私はとくに好きでした。それから肉を塊で焼くのも美味しさの秘訣かもしれません。普通バーベキューをするときには、だいたい一人分やひと口大に切り分けて焼きますよね。そもそも日本のスーパーでは薄切りにしてあるのしか売ってませんけど(笑)。個人のご家庭でどう調理しているのかわかりませんが、レストランや牧場でお肉を頂いたときには、羊なら丸焼き、牛も10キロ以上ある塊肉を、とても時間をかけてローストしていました。そして食べる時に食べやすい大きさに切り分けるのです。ですからレストランでお肉を注文するとかなり時間がかかります。急いでいるときやお腹がすき過ぎているとツライかも(笑)。でも待っただけの価値はある美味しさでしたよ」。

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また牛や羊を育てる牧場もアルゼンチンらしい魅力があるといいます。 「牛や羊を飼う人をこちらではガウチョというのですが、今も馬を操り投げ縄を巧みに使いこなして仕事をしているんです。なかでも投げ縄の正確さには驚きました。傷などがあって薬を塗らなければいけない牛を、投げ縄で捕まえるんです。しかも牛が走っているとき捕まえるのですよ。馬上から投げ縄を投げ、一発で捕まえたときは思わず歓声をあげてしまいました。牧場を案内してくださったエルナンさんの小学校低学年くらいの息子さんも立派に馬を乗りこなしていましたから、小さい頃から親を手伝いながらガウチョに必要な技を磨いていくんでしょうね」。

かわいい機関車に乗って大草原を満喫

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パタゴニアの大草原を走るオールドパタゴニア急行は、鉄道ファンはもちろんのことアルゼンチンでは人気の観光列車です。 「小さい鉄道という意味のトロチータという愛称で呼ばれている列車なのですが、本当に小さくてかわいい機関車でした。そして走る速度もゆっくり(笑)。走行距離はそんなに長くはありませんが、広々としたパタゴニアの大草原を通っていくのでとても気持ちがよかったです。すぐ近くに牧場の牛や羊がいたり、道路を横切るときには踏み切りではなく人が誘導したりとレトロでのんびりした雰囲気を味わえるのも魅力です」。 1993年に一度は廃線になるも、熱心な保護活動によって観光列車として復活したオールドパタゴニア急行。この急行を一躍有名にしたのが鉄道好きなイギリス人作家の作品だったそうです。そういったエピソードも素敵ですね。

オールドパタゴニア急行(トロチータ)

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エスケル―ナウエルパン間運行
夏期は1日2便

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