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第1212回
頭の良くなるグルメ紀行
天才たちが愛したおいしいトスカーナ

2011年12月17日 夜9時〜

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福田 明子(ふくだ あきこ)

1982年7月13日生まれ。神奈川県出身。
14歳でモデルデビューし、以後ファッション雑誌で活躍するとともに女優として映画にも出演。また特技は英語で、音楽に精通していることから音楽番組やイベントに多数出演している。趣味は、映画・音楽鑑賞、料理、そして現在レッスンを受けているスチールパンは、コンテストで優勝するほどの腕前。
オフィシャルグログは「Ako」
ミステリーハンターは今回が初めて。

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山海の豊かな食材に恵まれ美食の国イタリアの中でも特に食文化が発展してきたトスカーナ州。今回「世界ふしぎ発見!」では、イタリアが誇る3人の天才、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ガリレオ・ガリレイが生まれ育った地としてトスカーナに注目しました。ルネサンス期という同時期に生まれた3人の天才は、出身も同じくトスカーナだったのです。そして彼らが残した覚書や手紙には、食事のメニューや好みなども記されているというのです。天才たちは一体どんなものを食べていたのでしょうか?今回ミステリーハンターに初挑戦した福田明子さんにお話を伺いました。

フィレンツェを取材して歴史を体感!

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初めてミステリーハンターを体験してみて、思っていた以上に難しかったです。番組を見ているだけではわからなかったのですが、「世界ふしぎ発見!」ではミステリーハンターが何かを感じて見たものをカメラマンさんが追って映像に映し出すことがけっこうあるんです。そこはレポーターの感覚にかかってくるので責任重大(笑)。プレッシャーを感じました。でもいろんな意味で学びの多い貴重な体験がたくさんできてよかったと思っています。レポーターとしても勉強になりましたし、イタリアについても新たに知ることが多かったです。

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3人の天才が活躍したフィレンツェは街そのものが美術館のようでした。街を歩いていると、ここにもあそこにも対面にも!というくらい彫刻があるんです。そんな街の雰囲気に刺激を受けて、芸術的なものや歴史的なことへの関心が高まりました。私は映画が大好きでよく観るのですが、今回取材をしてますます映画が観たいと思いました。特にイタリアの歴史映画です。資料を見せて頂いたり、普段は何気なく見ていたものをじっくり見ることによって、いろいろな歴史的事実が具体的に分かってきて興味がわいてきたんです。点と点がつながって線になったという感じです。例えば、建物の壁に馬をつなぐための器具があるのですが、位置が高いから馬も相当大きかったんだなということが想像できたり。今までもイタリアの歴史映画は観ていましたが、どこか別世界という感覚があったのかもしれません。でもフィレンツェで取材をしていくうちに、過去にあった世界なんだと実感することができたんです。またイタリア全体にも言えることだと思いますが特にフィレンツェは、歴史が過去の遺物ではないんですね。大切に保存しているというだけでなく、現役なんです。昔の人が美しいと思ったものを今の人も美しいと思っていますし、食べ物や職人さんの技術なんかもずっと受け継いできている。とても素晴らしいことだと感動しました。

ウナギ漁でギョッギョッ!?

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レオナルド・ダ・ヴィンチの取材では、彼の生まれたヴィンチ村へも行きました。フィレンツェから車で1時間ちょっとの所ですが、のどかでとてもいい所でしたね。空と地面の境界線が緑なんですよ。一面に森やブドウ畑、オリーブ畑が広がっていて。解放感があって、フィレンツェのように芸術に溢れた街の美しさとは違った美しさに満ちていました。こういう場所で育ったら創作意欲も好奇心も湧いてくるのだろうと思いました。ま、誰もがってわけじゃないでしょうけどね(笑)。ダ・ヴィンチの功績はやはり彼じゃないとできなかったでしょうから。でも絵を描いてみたくなる気分には私もなりました(笑)。

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ダ・ヴィンチの代表作のひとつ「最後の晩餐」のメニューについて取材をしたときに、ウナギ漁を体験したんです。これが私にとってかなりインパクトがありました。頑張った感があります(笑)。小さな木の舟で、イタリア語でラグーナと言う浅瀬で漁をするんです。仕掛けの20メートルくらいある筒状のカゴを沈めておいて、それを引き上げるのです。この漁は仕掛けのポイントが重要で、ひき上げ作業自体は特別に難しい技術が必要なわけではないのですが…。仕掛けが舟に上がったときに、今まで見たこともないくらいたくさんのウナギがにゅるにゅる動いていて、私は一気にアドレナリンが上がりドキドキしてしまったんです。これには訳があるんです。実は家で猫を2匹飼っているんですが、その猫が生きているヘビをくわえて帰ってきたという事件がこの秋に2回もあったんです(笑)。ひ〜っと思いましたが、そのままにしてはおけませんから、必死で外に摘まみ出したんです。大量のウナギを見ていたらその時の恐怖と気持ち悪さが甦ってきてしまって(笑)。見た目だけじゃなくて動きがヘビと同じなんですよ〜。あの漁が他の魚だったら私も「やったー!大漁だ!」と喜んだかもしれませんが、ウナギだったがために、密かに鳥肌が立ち逃げ出したい思いを堪えていました(笑)。

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