ニュースの視点

ニュースの視点 午後3:00〜4:00 再放送 同日午後9:00〜10:00

事件・事故や政局、環境や教育問題、経済の動向から国際政治まで・・・。限られた時間では、伝えきれない事実や真実、捉え方があります。「ニュースの視点」では、時事問題の中から毎日一つのテーマを絞り、時にはゲストや専門家を招いたり、現場から生中継を繋いだり、TBS NEWSのキャスターが、政治部、経済部、社会部、海外特派員などの現役記者や解説委員と共に、ニュースの本質に迫ります。

2017年12月放送

2017年12月28日放送

#2522「今年の映画を振り返る」

ゲスト:アナウンサー 宮内鎮雄さん
解説 :「報道特集」金平茂紀キャスター
キャスター:上野愛奈

【テーマ】
あっという間の1年でした。注目の「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」が公開され、2017年公開予定の作品はほぼ出揃ったところで、アナウンサーで年間600本以上もの作品を鑑賞するという映画通・宮内鎮雄さんと、映画や文化、音楽に触れるのが大好きだという「報道特集」の金平茂紀キャスターとともに2017年下半期公開の映画を振り返ります。
【放送後記】
2017年下半期の映画総括ですが、上半期同様、ご一緒させていただくたびにお二人の映画の知識には圧倒されます。せっかくなので、お二人のお薦め映画のいくつかを事前に観てから収録に臨みました。スウェーデン北部の先住民族サーミ人の少女の成長を描いた「サーミの血」では、民族の伝統と規範に縛られる暮らしを憎み、自由を求めて都会に出た彼女の姿を通して、近代化とは何かを考えさせられました。また、ホロコーストの有無を争った裁判を描いた「否定と肯定」では、利権獲得のためには歴史の真実すら抹消しようとする力が生まれる怖さを描いています。それは昨今の「フェイクニュース」につながる話のように感じました。いつもながら、そんな私の予習を遙かに超えたお二人による作品の多様な読み解きに圧倒されたスタジオでしたが、今回の放送を通して、私自身、感慨深い作品にたくさん出会えて、楽しかったです。タイトルや予告を見てちょっと苦手と感じる作品も、見始めてみると、その世界観に魅了されてしまう自分がいる。それも映画の魅力だと、改めて感じました。
(上野愛奈)

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2017年12月23日放送

#2521「AIと融合で進化 ロボット最前線」

解説:TBS報道局解説委員 齋藤泉
キャスター:金井憧れ

【テーマ】
年々、進歩を続けている日本のロボット技術。東京ビッグサイトで開催された今年の「2017国際ロボット展」には過去最多612の企業などが集結し、最新のロボットを披露しました。AIと融合することで進化するロボット技術の最前線を取り上げます。
【放送後記】
東京ビッグサイトに身動きが取れないくらいの人、人、そしてロボット。先日開催された国際ロボット展を私も取材しました。まるで、人が中に入っているのでは?と疑ってしまうくらい滑らかな動きをする人型ロボットや、人間の作業の負担を軽くするためにリュックを背負うように装着するアシストスーツ型のロボット。そして、車を軽々と、そしてすごく速いスピードで持ち上げる迫力満点のアーム型の大型ロボットから、かわいらしい子犬のぬいぐるみの形をした、匂いを識別する小型のロボットまで。様々な形のロボットが所狭しと動き回り、未来にタイムトリップしたような錯覚を覚えました。
しかし、中には既に実社会で使われ始めているロボットも結構あるのですね。高齢化や労働力不足が問題となっている今、ロボットの需要はどんどん高まるでしょう。「国際ロボット展」の会場で感じたロボット技術の発展の勢いは想像以上でした。これからは、人間がロボットとどのように共生していくか、一番良い道を考える必要があると思いました。(金井憧れ)

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2017年12月16日放送

#2520「松元ヒロさんと笑って振り返る2017年」

ゲスト:芸人 松元ヒロさん
ゲスト:女優 木内みどりさん
キャスター:岸田彩加

【テーマ】
早いもので2017年も、もう終わりに近づいています。
振り返ってみると、あんなことやこんなこと・・・あっという間の1年でした。
今回の「ニュースの視点」では、特に強烈な社会風刺ネタを得意とする“テレビに出られない”芸人・松元ヒロさんと女優・木内みどりさんと一緒にこの1年の重大ニュースを“笑って”振り返ります。

【放送後記】
これまでアナウンサーとして何年もニュースをお伝えしてきましたが、今回のような取り上げ方をしたのは初めてでした。松元さんは「テレビ出演のできない芸人」とおっしゃるだけあり、いいのかな!?と思う発言もちらほら・・・(笑)
海外では政治や社会の風刺で笑わせる、という手法は多く見られるそうです。面白おかしく現代の問題などを風刺して思いっきり笑う、というのは日本人の私たちにとっては慣れておらず、違和感があるかもしれませんが、笑いに変えながら伝えるということは、そうすることによって理解しやすくなるのではないかと感じました。政治や社会問題などについては難しいことと考えられがちですが、私たちに関わる問題を自分の事ととらえ、考えるきっかけになるのかもしれません。(岸田彩加)

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2017年12月09日放送

#2519「アジアの映像制作最前線〜19th DigiCon6 Asiaによせて〜」

ゲスト:ポリゴン・ピクチュアズ代表取締役社長 塩田周三さん
キャスター:金井憧れ

【テーマ】
アジアの12の国と地域から優れたコンテンツクリエイターを発掘することを目的としてTBSが主催する映像コンテスト「DigiCon6」。そのアジアのナンバーワンを決めるアワードが、11月に東京で開催されました。今年はどんな作品が選ばれたのか、そして今、アジアにおける映像制作界に起こっていることとは。
【放送後記】
「DigiCon6アジア」。19回目の今年は、約2000点の作品の応募がありました。
色彩、音楽、質感も全く違い、それぞれの国の特色あふれたユニークな作品ばかり。
アニメーションやCG作品ばかりでなく、クレイアニメーションや実写の作品がデジタルコンテンツの中に含まれることにも驚きました。授賞式で、海外から参加した受賞者にお話を伺うと、「日本のアニメーションに憧れて…」という言葉がたくさん聞かれました。海外のクリエイターにとって、日本のコンテストに参加し、受賞して認められるというのが、大きな励みになるのだなと感じ、少し誇らしい気持ちになりました。一つの作品を制作するのに、たくさんの時間、お金、労力のかかる映像業界。厳しい世界ではあると思いますが、参加したクリエイターの皆さんがそれぞれの国に戻って、今後、日本でも話題になるような作品を制作される日が楽しみです。(金井憧れ)

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