ニュースの視点

ニュースの視点 午後3:00〜4:00 再放送 同日午後9:00〜10:00

事件・事故や政局、環境や教育問題、経済の動向から国際政治まで・・・。限られた時間では、伝えきれない事実や真実、捉え方があります。「ニュースの視点」では、時事問題の中から毎日一つのテーマを絞り、時にはゲストや専門家を招いたり、現場から生中継を繋いだり、TBS NEWSのキャスターが、政治部、経済部、社会部、海外特派員などの現役記者や解説委員と共に、ニュースの本質に迫ります。

2019年02月06日放送

#2552「“「イスラム国」後”のシリア」

ゲスト  :フォトジャーナリスト 安田菜津紀さん
キャスター:上野愛奈

【テーマ】
アメリカのトランプ大統領は『シリアでの「イスラム国」は撃退した』として、駐留米軍の撤収を表明。しかし、その後も自爆テロで、米軍の兵士を含む20人が死亡するなど、各地でテロが続いています。 内戦から8年、“「イスラム国」後”のシリアの行方はどうなっていくのか。そして今も厳しい生活を強いられている避難民たちの生活はどうなっていくのか。シリアを取材し続けているフォトジャーナリストの安田菜津紀さんに聞きます。

【放送後記】
安田さんが今回取材したのは「イスラム国」が“首都”と呼んでいたシリア北部の「ラッカ」やクルド人部隊と「イスラム国」が激しく争った「コバニ」。ラッカでは今もビルが崩れ落ちたままで、不発弾の撤去作業も続いています。「米軍撤収表明」は、これまで米軍と連携し「イスラム国」との戦いで前面に立ってきたクルド人からは「自分たちは使い捨てだったのか」という声も聞かれたそうです。また、クルドを敵視する隣国トルコとの関係などもあり、今後も不安定な状況が続くシリア情勢。国民の2人に1人が住む場所を追われるという信じられない状況の中、「イスラム国」が去った後も、経済状況やインフラの破壊などにより、今も自分の故郷に戻ることができない方々が多くいます。シリアに関する報道が少なくなりつつある今こそ、支援の手が必要です。(上野愛奈)

  • この記事の写真

2019年02月05日放送

#2551「高潔な人々の国・ブルキナファソで見たもの」

ゲスト  :フォトジャーナリスト 久保田弘信さん
キャスター:大鋸友紀

【テーマ】
西アフリカの国・ブルキナファソ・・・と言ってもほとんどの人には馴染みのない国では?世界で最も貧しい国の一つとして知られるこの国ではマラリア、水、医療など多くの問題が山積みです。近年は大きなテロも問題となっています。世界各地の紛争地域や難民取材を続けるジャーナリスト・久保田弘信さんがこの国で見たものとは何だったのでしょうか?日本ではなかなか報じられることがないブルキナファソの今を伝えます。
【放送後記】
大きな紛争やテロがあるわけではない国となると、つい見逃されてしまいますが、5歳までの死亡率が9%、マラリアが大流行しているにも関わらず医師の数は10万人に対し5人だけ。これらの数字だけで、危機迫る状況がうかがい知れます。
こういった現状を大きな事件やニュースが麻痺させているように思う所もありますが、そこを一旦立ち止まり、問題を知ること、認識することを積極性をもって行わないと助けが必要な状況がどんどん見過ごされていってしまいます。
今回取材したブルキナファソは、まさにそんな国なのではと感じました。そして発展の途上にある今だからこそ、貧富の格差拡大を少しでも抑制しテロを未然に防げるチャンスなのだと思います。
日本食に欠かせないゴマの輸入相手国第一位(財務省貿易統計 2017年)、そして化粧品として身近なシアバターの産地ということで意外にも身近なブルキナファソ。これだけ身近であると、私たちは継続可能な支援を行える「当事者」と言えるのではないでしょうか。(大鋸友紀)

  • この記事の写真
  • この記事の写真

これまでの放送一覧