TBS「カシオワールドオープン2015」

2015年11月28日(土)午後2時放送11月29日(日)午後3時30分放送




みどころ

日本男子ツアー最終盤のビッグトーナメント『カシオワールドオープン』。

国内最高となる賞金総額2億円、優勝賞金4000万円を賭けたビッグトーナメントだ。
戦いの舞台はツアー屈指の雄大なコース、高知県の『Kochi黒潮カントリークラブ』。

一番の注目は、カシオ所属選手、アメリカPGAツアーのレギュラーメンバー石川遼の参戦だ。
アメリカPGAツアー本格参戦3年目の2014-2015シーズンで、フェデックスカップランキング122位に入り、125位までに与えられるシード権を確保、2015-2016シーズンもPGAツアーのレギュラーメンバーとしてフル参戦することが決まった。 その朗報を手土産に帰国した今年9月、ホストプロとして参戦した日本ツアー『ANAオープン』でいきなり優勝、アメリカPGAツアーのレギュラーメンバーとして「格」の違いを見せつけた。

石川遼に挑むのが、日本ツアーが誇る実力派選手たちだ。

現在(10月27日)国内ツアー賞金ランク2位、目標と公言して憚らない「賞金王」を狙うのが池田勇太29歳。
自ら望んで「選手会長」という重責を担い、誰よりも日本ゴルフの復権を目指し日夜闘い続ける熱き男は、今年8月の『RIZAP KBCオーガスタ』で通算13勝目を挙げた。
連覇を懸けた10月の『日本オープン』では最終ホールまでトップに立っていたが、最後に痛恨のボギーを叩き、優勝を逃した。
悲願の賞金王獲得のためにも、賞金総額2億円という国内最高額を誇るビッグトーナメント「カシオワールドオープン」で優勝し賞金4000万円を加えたいところだ。

去年、悲願の「賞金王」を獲得した37歳の小田孔明も虎視眈々とこの大会2度目の優勝を目論む一人だ。
2年連続の「賞金王」を目指して挑んだ今季だったが、現在(10月27日)未だ優勝がなく悔しい思いを続けている。
しかし、常に、どこからでもバーディーを狙ってくる爆発力は健在で、今季もバーディー奪取の確率を示すデータ「バーディー率」は全選手中6位、
PAR5でのスコアの良さを示すデータ「PAR5累計スコア」は堂々の1位と、攻撃的ゴルフに微塵のさびつきも無い。
「2014賞金王」小田孔明が、歴代王者のメンツを懸けて果敢にイーグルを狙う姿には、ファンも溜飲を下げることだろう。

そしてこの『カシオワールドオープン』、もうひとつの焦点は、賞金シード当落線上の争いだ。
去年までのレギュレーション(賞金ランキング70位までシード権獲得)が変更され、
今年は、賞金ランキング60位までにしか翌年のシード権が与えられない。
翌週のツアー最終戦、JTカップは、その年のツアー優勝者と賞金ランキング上位者など、
ごく限られた選手にしか出場資格が与えられない大会のため、実質的にこのカシオワールドオープンが最終戦になる選手がほとんどだ。
つまり、このカシオワールドオープン終了時点で賞金ランキング60位以内に入らないと、2015年のシード権を失うことに成る。
賞金ランキング60位の当落線上にいる選手にとっては、翌年のシード権をかけた大一番といえる。



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