あさチョク

2019年01月31日(木)

高齢者・女性に嬉しい栄養たっぷり!「大豆の缶詰」+αで健康生活!

去年大流行した「サバ缶」。
これに勝るとも劣らない栄養価で話題の缶詰があります。
今回はその缶詰の知られざる健康パワーに迫ります。

女子栄養大学・田中教授に聞く「大豆」のスゴイところ!

大豆に含まれるタンパク質は「鶏もも肉」とほぼ同じ、カルシウムは「かたくちいわし(生)」と同等。
食物繊維はレタスの8倍!と食材の中でもトップクラスなんです。(※食品100gあたり)
また、大豆には「女性ホルモン」と似た働きをする「イソフラボン」という成分が含まれています。
この「イソフラボン」は更年期障害や生理不順などを軽減する効果が期待できます。

大豆の缶詰が優れている理由は?

大豆を使った食品はたくさんありますが、なぜ「缶詰」が優れているのか?
缶詰メーカー「ホテイフーズ」の担当者に聞いてみると…

乾燥した大豆を水戻しして、缶に詰めて蓋をして加熱し、蒸すため
栄養成分が大豆の外に逃げ出さない。これが、缶詰の強みなんだそうです。

※水煮缶の場合は、缶汁も一緒に料理に使うと栄養を無駄なく摂れます。

田中教授おすすめ①「大豆」+「お酢」

「お酢」には大豆の持つカルシウムの吸収を助ける働きがあります。
さらに大豆イソフラボンが骨からのカルシウムが溶け出すのを抑制する効果があるので
「大豆」+「お酢」で「骨粗しょう症」の予防ができるといいます。

【大豆の酸辣湯】

(写真)

<材料>※2人分
・大豆缶 60g ・シメジ 1/3パック ・長ネギ 1/3本 ・にんじん 30g
・卵 1個 ・水(もしくは缶汁)11/2カップ ・鶏ガラスープのもと 小1/2
・酒 大1 ・酢 大1 ・しょう油 小1 ・片栗粉 大1/2
・塩、こしょう 少々 ・ラー油 適量
<作り方>
①鶏がらスープで野菜を煮る
②大豆缶を加え、味を調える
③水溶き片栗粉・溶き卵を加え火を止める
④お酢を投入し完成(好みでラー油をかける)

【大豆缶と春菊の酢味噌和え】

(写真)

<材料>※2人分
・大豆缶 50g ・春菊 60g ・酢 小2
・味噌 小1 ・砂糖 大2 ・辛子 小1/2
<作り方>
①お酢、味噌、砂糖、からしを混ぜ合わせる
②茹でた春菊と大豆缶を①と和えれば完成

田中教授おすすめ②「大豆」+「ごはん」

大豆缶には身体に必要な9種類の「必須アミノ酸」が豊富に含まれていますが、その中の1つ「含硫アミノ酸」は少なめ。
「ごはん」にはその「含硫アミノ酸」が豊富に含まれているので、大豆と組み合わせることで
筋肉や血管の強化につながるといいます。

【大豆とじゃこのチャーハン】

(写真)

<材料>※2人分
・ごはん 300g ・大豆缶 60g ・ちりめんじゃこ 大2 ・ショウガ 1かけ
・ピーマン 1個 ・長ネギ 1/2本 ・酒 大1 ・塩 小さじ1/3
・しょうゆ 小1 ・こしょう 少々
<作り方>
①ショウガ、じゃこ、ピーマンをさっと炒める
②ごはん、大豆缶を加えて、酒をふり炒め合わせる
③ネギを加え香りが立ったら、すべての調味料を加え完成

【節分ご飯】

(写真)

<材料>※2人分
・米 1合 ・お茶 220ml ・大豆缶 50g ・油揚げ 小1枚
・ゴボウ 50g ・シイタケ 2枚 ・しょう油 大1 ・みりん 大1
<作り方>
①洗った米にお茶、しょう油、みりんを加えて混ぜる
②あく抜きしたささがきゴボウ、油揚げ、大豆缶を乗せて炊いたら完成

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