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2014年4月20日放送
  • BS-TBS:4月24日よる11:00〜
  • TBSニュースバード:4月23日よる11:00〜
ナレーター:中井貴一
フレンチの豪華フルコースが3000円!ヒミツは冷凍機!? 冷凍食品のイメージを覆す新技術!
ドリームメーカー:
奈良県奈良市 菱豊フリーズシステムズ 社長/
二宮一就さん
» ジャンル:食物
» 日付順リスト:2014年4月

夢の扉の鍵

「こうだと思ったら 粘って粘って粘り抜く」 » 一覧へ
奈良県に、フランス料理のフルコースを、3000円で味わえるレストランがある。
「美味しい」と評判で、大繁盛しているが・・、実は、料理はすべて“冷凍食品”!
出来立ての美味しさを封じ込め、解凍しても本格的なシェフの味を楽しめる、という、
冷凍食品のイメージを覆す、画期的な冷凍機を開発したのが、二宮一就。
食品の細胞を壊すことなく保存できるこの冷凍技術があれば、海産物だけでなく、
おせち料理や握り寿司までも、添加物を使わずに保存でき、遠隔地まで届けられる。
旬の食材をまとめて調理し冷凍することで、フルコースの低価格も実現したのだ。

安全で優れた食材・食品を、いつでもどこでも世界中で楽しんでもらいたい―。
二宮は、“美味しさを保てる冷凍機”を作ろうと、15年前、自ら会社を立ち上げた。
しかし、開発は一筋縄にはいかない。来る日も来る日もマグロを冷凍して研究を続けた。
退職金も使い果たし、次第に生活費まで圧迫していく・・。
それでも二宮の強い思いは、やがて、“水の分子構造”に着目したある理論へとたどり着く。
『とにかく、粘って粘って粘り抜く。それが結局は達成へとつながる―』

次の世代のために、この冷凍機を使って何か出来ないか―。
二宮は、東日本大震災の被災地・岩手県大槌町に、サケ加工工場の建設を提案、
大槌で獲れるサケを加工して付加価値をつけ、雇用も生み出そうという国の復興事業だ。
しかし、新鮮な魚を食べてきた地元の人々にとって、冷凍食品のイメージは良くない・・。
地元の理解なしに真の復興はない。二宮は自らの冷凍機を使ってある秘策に出た―。

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