1993年11月5日に行われた鬼塚勝也V4戦、WBA世界ジュニアバンタム級タイトルマッチ「鬼塚勝也×タノムサク・シスボーベー」。1992年4月に王者タノムサク・シスボーベーからタイトルを奪った鬼塚。再び実現したこの対決、前回とは違い積極的に打って出る。空振りや左右を単発でもらう場面はあったが、手数と攻撃では挑戦者を上回った。中盤は、タノムサクの左ジャブとカウンターの左右ストレートが有効に決まった。一進一退の攻防を続けた両者の再戦は、接戦の末、判定に持ち込まれた。

【対戦カード】
●WBA世界ジュニアバンタム級タイトルマッチ
王者：鬼塚勝也（協栄）×挑戦者：タノムサク・シスボーベー（タイ）

解説：具志堅用高
実況：宮澤隆（TBSアナウンサー）

【開催日：1993年11月5日 有明コロシアム】
前回の対戦のときとは違い、積極的に打って出る鬼塚。空振りや左右を単発でもらう場面はあったが、手数と攻撃でタノムサクを上回った。中盤は、タノムサクの左ジャブとカウンターの左右ストレートが有効に決まった。最終ラウンドは左を浴びて体を泳がせながらも右クロス、ワンツーでタノムサクをロープへ押し込み上下に打ち分ける。

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