主演・佐藤浩市ら豪華俳優陣で贈る一大時代劇エンターテインメント！江戸時代から数百年にわたって日本人の心を惹きつけてきた忠義の美談“忠臣蔵”、人々を震え上がらせてきた“四谷怪談”。2つの相反する物語が、「仁義なき戦い」シリーズなど数々の名作を手がけた深作欣二監督の熱気あふれる演出によって、ひとつに融合した壮大で奇抜なストーリーとしてよみがえる。共演は、高岡早紀、荻野目慶子、真田広之、名取裕子、渡瀬恒彦、津川雅彦ほか。第18回日本アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、主演女優賞の各部門で最優秀賞を受賞。1994年作品。

【ストーリー】
元禄14年、春。江戸城で刃傷事件を起こした罪で、赤穂藩主・浅野内匠頭（真田広之）は切腹。しかも赤穂藩は取り潰しという重い科に処される。これに憤りを感じた堀部安兵衛（渡瀬恒彦）ら江戸詰の藩士たちは赤穂城に舞い戻り、家老・大石内蔵助（津川雅彦）に仇討ちの直談判をする。悲壮な決意とは裏腹に、浪人となった藩士たちを待ち受けていたのは厳しい現実だった。民谷伊右衛門（佐藤浩市）もまた、亡き父親譲りの琵琶を奏でて門付けに立ち、生計を立てていた。ある日、伊右衛門が鬼子母神の境内で奏曲していると、1人の若い女・お岩（高岡早紀）が現れる。

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