“トリックの女王”の異名を持つ人気作家・山村美紗が得意の京都を舞台に描く、斉藤慶子主演の旅情サスペンス。OLから探偵事務所に転職し、不倫調査員として働く女性が、不倫にまつわる殺人事件に遭遇。ドロドロした人間関係を浮き彫りにしながら事件を解決に導いていく。事件の謎解きはもちろん、斉藤演じる主人公・由美がさまざまな特訓を受けて一人前の不倫調査員になっていく姿も見どころだ。1995年作品。

【ストーリー】
上司との不倫がもとで会社を辞めた片山由美（斉藤慶子）は、その体験を見込まれて、探偵事務所の不倫専門の主任調査員・石上英子（渡辺えり子）にスカウトされ、所長の甲田多助（藤岡琢也）に紹介された。その後すぐ、1年先輩の松井恵子（山村紅葉）について実地の勉強を開始する由美。最初の依頼主は、大手銀行支店長の津山信彦（長谷川初範）で、妻・麻弓（芦川よしみ）の浮気証拠を見つけてほしい、という不倫調査だった。麻弓は、京都相互銀行頭取の1人娘で、信彦はその婿養子。由美はさっそく、麻弓を尾行し、張り込んでいくうちに、麻弓の不倫相手がタレントの藤田圭介（稲健二）であることをつかむ。さらに麻弓はかつての恋人・園川英二（下塚誠）につきまとわれ、藤谷には別の恋人がいることも分かり…。

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