結婚以来の念願だったマイホームを手に入れた夫婦。期待で胸を膨らませていた2人だったが、本当の苦労はそこから始まった…。家を建てた夫婦に巻き起こる悲喜こもごもを描くホームドラマ。『渡る世間は鬼ばかり』の橋田壽賀子が脚本、石井ふく子がプロデュースを担当。南田洋子と山内明が夫婦役を好演する。1967年作品。（モノクロ作品）

【ストーリー】
本間達治（山内明）と暁子（南田洋子）の結婚以来の宿願だったマイホームがついに実現した。郊外の新築の家で、2人の胸は期待で大きく膨らんだ。だがいざ引っ越してみると、暁子にはそれまで使用していた家具が急に貧弱に見え気にかかる。達治は、銀行と会社からの借金の返済で頭を痛めた。さらに遊び盛りの娘・ハナ子（塩崎景子）は、家を汚さぬように傷つけぬようにと、暁子から押さえつけられてしょんぼり。それでも新しい出発に張り切っていた本間家だったが、突然寝耳に水の話が起こる。達治に大阪転勤の辞令が下りて…。

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