五木ひろし演じる刀研ぎ師・鷹宮光次郎が刃物の知識を駆使して凶器を特定し、犯行の手口を推理するサスペンス。光次郎は、行方不明の妻を捜す為に、福井・美浜を訪れたが、そこで殺人事件に巻き込まれる。謎の傷跡、凶器は？犯人に疑われたことで光次郎も捜査に協力することに…。今回ドラマの舞台となった福井県美浜町は、五木の出身地。故郷で行なわれる主演ドラマの撮影に、感慨もひとしお。風光明媚な若狭湾、芦原温泉、東尋坊など観光地でもロケが行なわれた。また五木の歌手仲間のつんく、藤あや子、相田翔子、堀内孝雄、香西かおりや喜多嶋舞、コロッケら豪華共演陣が物語を盛り上げる。
【ストーリー】
鷹宮光次郎（五木ひろし）は高名な刀研ぎ師。次期人間国宝候補とも噂され、充実した日々を送っていた。だが7年前のある日、最愛の妻・八千代（藤あや子）が家出をして行方不明に…。光次郎は包丁を研ぎながら八千代を探す旅を続けている。今回は、馴染みの売れない演歌歌手・春風うらら（相田翔子）から、八千代が福井県の美浜町にいるらしいと聞きこの地にやって来た。しかし、うららの情報は結局人違いだった…。その夜、光次郎たちは、元漁師の山岸健一郎（深水三章）が営む民宿に宿泊し、土地の料理と酒で盛り上がる。ところが翌朝、町を出ようとした光次郎は、地元の警察官に殺人事件の容疑者として逮捕される。白崎という漁師が刃物で殺され、仕事柄刃物を持ち歩いている光次郎に嫌疑がかかったのである。幸い警察署長・真中悟（堀内孝雄）が光次郎とは旧知の仲だったので誤解は解けた。だが光次郎は、刀に関する深い見識を買われ、事件解決に協力することに…。

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