坂東三津五郎主演。経営不振の温泉旅館の建て直す「スパ・コーディネート」が難事件に挑む、旅情たっぷりのサスペンスドラマシリーズ第2弾。今回は、金沢城と深谷温泉を舞台に、坂東演じる章太郎と角野卓造扮する浩介が、覚醒剤に絡む事件に巻き込まれる。オール金沢ロケで収録されたこの作品は、金沢の街並みや美しい景色など盛り沢山。共演は池上季実子、ラサール石井ほか。2003年作品。

【ストーリー】
松城章太郎（坂東三津五郎）と龍巳浩介（角野卓造）は、深谷温泉の石屋という旅館のリニューアルを依頼されて金沢にやって来た。能舞台を持つ創業210年のこの旅館としては、改築をして女性客を呼び込みたいという意向があるようだ。さっそく石屋の女将・亜矢子（塩田朋子）との打ち合わせを始めようとした時、別居中の野上（ラサール石井）が現れ、2人は食事に連れ出されてしまう。野上は、街で飲み屋を経営しているだけだが、やたらと羽振りが良かった。その翌日、野上に勧められるままゴルフに出かけた浩介だったが、プレーの途中、野上がクラブで後頭部を殴られ殺されてしまう。浩介と別々になったのは数分の間だけ。警察に連行されてしまう浩介。おまけに凶器のクラブについていた指紋が、浩介のものと一致してしまい…。

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