絢香の名曲「三日月」をモチーフに「TBS連ドラ・シナリオ大賞」入賞者が書き下ろした恋愛ドラマ。第二夜は谷村美月の主演で、遠距離恋愛と仕事の夢との狭間で揺れる女の子をリアルなタッチで描いた。故郷の彼氏・智之（袴田吉彦）との結婚より夢を追いたい遥夏（谷村美月）。彼女の前に別の男・省吾（内田朝陽）が現れ、次第に心が揺れ動いていく。

【ストーリー】
東京駅近くの夜行バス乗り場。23歳の島田遥夏（谷村美月）は、遠距離恋愛中で30歳の彼氏・橋本智之（袴田吉彦）を見送りに来ていた。なんとなく結婚をほのめかす智之に、ジュエリーデザイナーを夢見て、まだ東京で頑張りたい遥夏は、なかなかその真意を伝えられずにいた。遥夏は智之を見送ったバス乗り場で、大げさなくらいに泣いて彼氏を見送っていたリエ（黒坂真美）と、その友達・季里子（江田めぐみ）に“エンレン・クラブ（遠距離恋愛クラブ）”に誘われる。どうやら、リエと季里子は遠距離恋愛で複数の男性と付き合いながら、東京では別の男性とも付き合っているらしい。
ある日、その二人に人数合わせのために合コンに駆り出されてしまった遥夏。参加者の一人、25歳の森省吾（内田朝陽）はルックスの割には要領が悪く、他の同僚二人に、あごで使われていた。そんな省吾がなんとなく気になっていた遥夏は、帰り道に省吾と鉢合わせする。省吾はドジだが、男らしく強引な智之とはまた違った魅力を感じてしまう遥夏。間抜けなところも、なんだかかわいらしく見える。
それから数日後、新しい派遣先の会社に出向くことになった遥夏は、社員たちの中に、驚いた顔をしている省吾を見つけた。ここから、遥夏の心が揺れ出して…。

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