武田鉄矢主演「3年B組金八先生」スペシャル第9弾。第4シリーズから2年後、青少年の犯罪を織り込みながら、教育のあるべき姿を示していく。出演は第4シリーズの卒業生をベースに、名取裕子、財津一郎ら第1シリーズの桜中学教師や、近藤真彦、三原じゅん子、野村義男、杉田かおるらも顔をそろえる。
【ストーリー】
坂本金八（武田鉄矢）は現在、桜中学2年B組の担任をしている。中学1年生となった長男の幸作（佐野泰臣）も桜中学に通っているが、ここ何日か早退を続け、職員室でも話題になっていた。幸作は金八に内緒で早退届けを提出していたのだ。そんなある日、今は高校2年生になった元3Bの賢治（反田孝幸）から金八に電話が入った。「母親（二木てるみ）が酒を飲んで暴れているから助けてほしい」と言う。なんとかその場を収め、帰り道に自動販売機で酒を買って暖をとりながら歩いているところを、金八は数人の中学生に襲われた。そこへやって来た大森巡査（鈴木正幸）は、金八の危機に慌て、ピストルを取り出して空へ向かって発砲した。パトカーと救急車も駆けつけて、上へ下への大騒ぎ。金八は頭と腕に大怪我を負い、入院するハメに。翌日、学校にマスコミが押しかけ大混乱となる。そんな中、週刊誌が追い討ちをかけた。「金八の息子は不登校児で、教師の資格などまったくない」と書かれたのだ。さらに、桜中学の生徒と名乗る子供から、「今晩自殺する」という予告電話がかかってきた…。

続きを読む