北海道を舞台にした選りすぐりの名作ドラマ。注目の「幸福の黄色いハンカチ」は、昭和52年、山田洋次の脚本・監督によって松竹が製作、第一回日本アカデミー賞をはじめ数多くの賞を受賞した「名画」のテレビ・ドラマ化。企画から1年半…山田洋次監督の協力の下、山田氏の愛弟子の一人・栗山富夫監督を松竹から迎え、キャストも主演に菅原文太、妻役に泉ピン子を迎え、また三船敏郎が映画にない存在感のある役柄を演じている。

八田誠（アパッチ・けん）と大沢弘美（光石研）は、パットしたことを求めて北海道に貧乏旅行に旅立った。うまく女を引っかけ思惑通りの楽しい旅になりかけていた時、その日の朝、刑期を終えて出所したばかりの島勇作（菅原文太）と出会う。勇作は6年もの刑期の中で、面会に来た妻に離婚届を渡していたが勇作の心には今でも妻への想いがあった。そして、「今でも一人で俺を待っていてくれたなら、塔のロープに黄色いハンカチをくくり付けておいてくれ…」と妻に一通の手紙を出した。それを聞いた八田たちは勇作と共にそれを確かめるために稚内へと向かう。

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