松田聖子のテレビドラマ初主演作は、遠藤周作原作の「父親」を脚色した「松田聖子−はじめての情事」。タイトルもさることながら、少女から大人へと妖しく変貌する聖子に大注目だ！スポーツクラブのインストラクターという仕事に生き甲斐を持つヒロインが、妻子ある実業家と恋に落ちる。だが父親は娘に平凡だが幸せな結婚と平和な家庭を築くことを願っていた…。愛を貫き通したい娘と父との対立、また愛の在り方を探るドラマ。聖子の不倫の相手役を勝野洋、女としての平凡な幸せを願う父・菊次を小林桂樹が演じている。

スポーツインストラクターの仕事をしている恵子は、妻子ある中西と不倫関係にあったが、深い関係にならないうちに別れようと考えていた。また娘が不倫関係にあることを知らない父・菊次は自分の部下・野口と恵子を結婚させようと考えていた。そんなある日、恵子は中西から妻と離婚するので結婚を前提に付き合いたいと迫られ、その上二人だけで八ヶ岳の山荘へ行こうと誘われる。恵子は不倫関係に戸惑いながらも、中西との愛に賭けてみようと八ヶ岳行きを決意し、2人は山荘で一夜を共にする。だが2人の関係はやがて周囲へ知れわたり、菊次はそんなふしだらな娘の行動を強く非難する。

続きを読む