1983年作品のドラマ「ひとりぼっちのオリンピック」は、ふとしたきっかけから、シングルスカル（一人乗りボート）でモントリオールオリンピックを目指す、ある大学生の青春を描く。

【ストーリー】
毎夜、徹夜マージャンと酒…。なんとなく日々を生きている真男（佐藤浩市）は、二浪の末に入った大学さえも留年しかけていた。そんなある日、高校の同級生で東大から一流銀行に就職した友人の結婚披露宴が開かれ、真男も招待される。だが周りの華やかさにいごこちの悪さを感じた真男は、同じく出席した理恵（原日出子）に慰められると、半分冗談のように、オリンピックに出ようかなと口走ってしまう。この一言がきっかけで、日本漕艇協会理事長の前田（大友柳太朗）を訪ね、理恵の協力を得ながら、一人乗りボート・シングルスカルでオリンピック出場を目指し、トレーニングを始めるのだった…。そして…。

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