智将、謀将として名高い武田信玄が残した五人の娘たちに焦点をあて、波乱の戦国時代に生きた女性の愛と悲しみを描く。ドラマの主人公になるのは、武田家五人姉妹の五女・松姫。政略結婚や同盟破棄により、愛する者同士が敵味方に分かれて壮烈に戦うという数奇な運命をたどる。この作品が主演デビュー作となった鈴木保奈美は、薄幸の姫君・松姫を演じ、新人ながら圧倒的な存在感を見せ付けた。そのほか、松姫の実の姉・菊姫に伊藤かずえ、三女・真理姫が比企理恵、二女・佐保姫に岡田奈々、長女・波瑠姫が林寛子といった豪華顔ぶれ。また、タイトルバックや合戦シーンで大量の騎馬と武者が投入され、空前のスケールで描かれた合戦シーンは必見だ。

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