4年前、アジア人初となるマスターズ制覇を成し遂げた松山英樹が世界へと羽ばたくきっかけとなったのもこの大会。
東京五輪ゴルフ競技の会場にもなった霞が関GCで行われた2010年大会、
松山英樹(当時・東北福祉大学1年)が2位に5打差をつける圧勝。
日本勢初の大会王者になると共に、日本のアマチュア選手として初めてマスターズへの切符を手に入れた。
そして、2011 年マスターズ。
当時19歳の松山は、世界のトッププロを相手に物怖じすることなく好プレーを連発。
日本人初となるローアマチュアを獲得し、日本のみならず世界にその名を知らしめた。
さらに同年、今大会に臨んだ松山英樹は、接戦を制し、見事連覇を達成。
2年連続でマスターズ出場を果たした。
この大会での勝利が、マスターズチャンピオン・松山の礎になったと言っても過言ではない。
2018年には、松山の大学の後輩にあたる金谷拓実と、中島啓太が激しい優勝争いを展開。
日本人同士による接戦を制した金谷拓実が、松山英樹以来となる日本人2人目の王者に輝きマスターズ出場を決めた。
2021年には中島啓太がアマチュア世界ランキング1位として出場。
プレーオフを制して日本人3人目の王者に輝いた。
この大会はアジア太平洋地域の将来有望なアマチュアゴルファー育成が目的とされ、
優勝者は翌年のゴルフのメジャー大会であるマスターズと全英オープンの出場資格が得られる。
また2位の選手には、全英オープン最終予選会の出場資格が付与されるという、
アマチュアゴルファーにとってはまさに“夢”のようなトーナメント!!
昨年は14年ぶりに日本での開催となり、松山英樹監修のもと全面改修を行った、
太平洋クラブ御殿場コースでの開催となった。
今年の舞台はアラブ首長国連邦・ドバイにあるエミレーツGC。
今年、出場予定の日本勢は7名。
注目は、2年前日本アマチュアゴルフ選手権を制し、昨年は今大会で優勝争いを繰り広げるも、
惜しくも3位となった中野麟太朗。
今年こそはアジアの頂点に輝き、マスターズの切符を手にしたい。
さらには今年の大学ゴルフスーパーリーグで、2年連続団体優勝と個人2位という成績を残した、小林 翔音、
そして、長﨑大星(15歳)は高校1年生ながら、ドライバーの平均飛距離は300ヤードと、
プロ顔負けの飛距離を武器に優勝を狙う!日本人選手たちはアジア制覇を成し遂げることができるのか!?
他にも、昨年2位の中国のジョウ・ジキン。さらには出場選手の中ではアマチュアランキングトップで、
今年大学の大会で2度の優勝、タイのラオパクディーも4回目の出場で優勝を狙う!
果たして、アジアアマを制し“夢舞台”「2026マスターズ」の切符を手にするのは?
■出場日本人選手
■中野 麟太朗(早稲田大学)
■隅内 雅人(日本大学)
■小林 翔音(日本大学)
■本 大志(アリゾナ大学)
■小林 匠(大阪学院大学)
■長﨑 大星(勇志国際高校)
■片野 貫一朗(光英 VERITAS 高校)
■歴代チャンピオン
2009年 ハン・チャンウォン(韓国)
2010年 松山英樹(日本)
2011年 松山英樹(日本)
2012年 グアン・ティンラン(中国)
2013年 イ・チャンウ(韓国)
2014年 アントニオ・マーダカ(オーストラリア)
2015年 ジン・チェン(中国)
2016年 カーティス・ラック(オーストラリア)
2017年 リン・ユーシン(中国)
2018年 金谷拓実(日本)
2019年 リン・ユーシン(中国)
2020年 大会中止
2021年 中島啓太(日本)
2022年 ハリソン・クロウ(オーストラリア)
2023年 ジャスパー・スタッブス(オーストラリア)
2024 年 ディン・ウェニ(中国)
■実況・解説
解説:田島創志プロ
実況:小笠原亘アナ
■放送時間
地上波TBS 2025年10月26日(日)深夜1時28分~
BS-TBS 2025年10月26日(日)よる9時