過去の放送内容

2022年5月4日(水)

世界の「名門大学」くらべてみたら?

オーストリア
【超名門・ウィーン国立音楽大学に日本のテレビ初潜入!】
・サッカーコート約4面分の本校舎には、楽譜がたくさん収められている図書館や23個のスピーカーが設置された最新の音響スタジオなどある。
・世界中の音楽の天才たちが受験してもほんの一握りの学生しか入学できない狭き門の大学

<ウィーン国立音楽大学ココがスゴイ!!>
♪♫先生♪♫
[バイオリン/フィッシュマン先生]
ヨーロッパで人気の実力派イケメングループ「シンフォニックス」のメンバーでありながら、オーストリア外務省から音楽大使にも任命されているオーストリアを代表するバイオリニスト。
アメリカの音楽の殿堂「カーネギーホール」でも演奏するなど世界中で活躍している。
[フルート/ワルター先生]
180年以上の歴史がある世界最高峰のオーケストラ・ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のフルート第一奏者を務めている。
[声楽科/マルギット先生]
著名なオペラ歌手で、世界的なコンクールの審査員などを務めている。

学生はスゴイ先生たちにマンツーマンの授業を受けることができる!

♪♫コンサートホールで授業♪♫
・声楽科は合唱曲やオペラなどの歌を学ぶためにコンサートホールで授業が行われている。
・1人の学生に歌と伴奏の先生の2人体制
・歌を正確に歌うことはもちろん、歌詞に感情を込めて表現することなど、オペラならではの繊細な指導が行われる。

♪♫指揮の練習のためのオーケストラがいる♪♫
・プロの指揮者を目指す指揮科では、専用のオーケストラの前で練習をすることができる。

TBS系SDGsプロジェクト「地球を笑顔にするWEEK」特別企画

アメリカ
<SDGs 13番「気候変動に具体的な対策を」14番「海の豊かさを守ろう」>
◆日本でも人気の「ラッコ」が絶滅の危機に
・生息域は北アメリカ大陸から千島列島の沿岸にかけて
・1700年代半ばには世界中に30万頭いたと言われているが、現在は1/3にまで減少してしまっている。日本でも全国の水族館にわずか4頭しかいない。
・現在、絶滅危惧種に指定され、ワシントン条約で国際的な取引が規制されている
・ラッコが絶滅してしまうと海が死に地球環境に影響を与えるかもしれないという
・減少の原因は高品質な毛皮を取るための乱獲
◆ラッコの生態
・くるくる回りながら毛並みを整え、毛の間に空気を送り込むことで、毛が浮き袋ような役割をしている。
・メスと子どものグループとオスのグループと別のグループで群れをなして生活する。
・寝るときは水深の浅い、波が穏やかな沿岸に自生するアマモの上で体を固定し、仰向けで寝る。
・ウニが大好物でドゲのまま食べる!
・他の海洋哺乳類より脂肪の量が少なく、体温維持のために毎日体重の25%量の餌を食べてないと生きていけない。

◆赤ちゃんラッコを守るための取り組み
『代理母プロジェクト』
ラッコは生後2〜3ヵ月の間は、母親のお腹の上で暮らすが、母親がエサを取りに水中に潜る時だけ、赤ちゃんは水面に残したままする。エサを取って戻ってきたときには、水の流れによって流されてしまい、はぐれてしまうことも。母親が見つけることができれば問題ないが、そのまま一生離れ離れになってしまうこともある。
母親とはぐれてしまった赤ちゃんラッコは、水族館で飼育している他のメスラッコに代理のお母さん役となってもらい、生きるために必要な潜水、餌取り、毛繕いなどを教えてもらったのち、元の生息地へ戻す。
その結果、50頭までに減少したカリフォルニア州沿岸のラッコは3000頭にまで増加した。
◆ラッコの絶滅と地球温暖化の関係
実は大気中の二酸化炭素の一部は、海の中に取り込まれ、海藻などの植物の光合成によって酸素に変換されている。しかし、ラッコが絶滅してしまうと、植物を食べるウニやカニが増え、植物が減少。海の砂漠化に繋がってしまう。
結果、海中で酸素に変換されるはずの二酸化炭素が増え、温暖化が加速するとされている。

メキシコ
<SDGs 4番「質の高い教育をみんなに」>
◆教育格差
・小学校の就学率はほぼ100%だが、貧困などの理由で途中退学してしまう子どもたちも多く、地方の先住民族においては、十分に読み書きができる子どもは4%程度しかないという。
・義務教育は幼稚園〜高校までと日本よりも長い
◆「ライナラチ」
・メキシコ北西部、コッパーキャニオンの標高2000mの山の山頂の集落に住んでいる人々
・穀物の栽培や家畜の飼育もしているが、男性の多くは都市部まで出稼ぎに出て生計を立てている。
・電気、水道は通っていない。
◆小学校への通学
・6歳になって小学校に入学するとコッパーキャニオンの中を3時間かけて学校まで通う
・登下校に時間がかかるため、月曜に登校をしたら学校に宿泊し、金曜の朝に家に帰ってくる。
・登校する時は、教科書や筆記用具だけでなく4日分の着替えも持参
・学校はキラエという3つの山と谷を越えたところにある。
・片道16キロ、平坦な道ではなく2000mの山越えを伴う過酷な通学路を3時間かけて通う
・ワラーチという古タイヤを足の形に合わせて切り出し、革紐を通して作る民族伝統のサンダルを履いて登校。女の子はオシャレなラバーサンダルで急斜面を上り下りする
・途中にある川で10分ほど休憩しつつ、栄養補給のトウモロコシの粉を水で溶かして飲む
・肉食動物や猛毒を持つヘビや虫なども生息する危険なエリアなので注意も必要
◆小学校
・2015年に建てられた学校で、伝統的に山の中を拠点としてきたララムリの子どもたちも教育が受けられるように政府が建設した学校
・学費は無料で子どもたちが使用しているリュック、給食費なども政府から支給されている
・現在60名の子どもたちが在籍し、年齢別に別れて3クラスある
・授業はララムリ語やスペイン語、算数、理科など一般的なものから、山の中で遭遇する生物や危険な状況などについても学ぶ
・電気もテレビもない山の中で暮らす子どもたちのために、テレビを見るという社会勉強もする。

ガーナ
<SDGs 1番「貧困をくそう」12番「つくる責任 つかう責任」>
◆アグボグブロシー/電子ゴミの墓場
・東京ドーム32個分の広さ一面に大量の電子ゴミが広がっている
・ゴムが焦げたような異臭がただよい、地元ガーナの人々も足を踏み入れることはない
・ガーナから出たものだけではなく、世界中から破棄された電子ゴミが運び込まれている
・ヨーロッパを中心とした先進国で捨てられたものが、リサイクル処理をするよりも安価だと船でガーナまで運ばれ廃棄されるという。
・アグボグブロシーに住む人々は、電子ゴミを燃やした後にでる銅や鉄といった金属を拾い集め、それを売って生活をしている。
・ゴミを燃やす際に発生する有毒なガスを吸い込み、肺の機能低下や皮膚疾患を患い、30代でガンによって亡くなるひとも少なくない。しかし、他の仕事をするよりも約3倍稼げるため、この仕事を辞めることができない。

◆日本人アーティスト・長坂真護(37歳)
・絵描きとして世界中で旅をしていたとき、メディア報道でアグボグブロシーのことを知り、2017年に初めて訪れた。
・アグボグブロシーに積み上げられたペットボトルやリモコン、コンセントなどを使い、アートとして生まれ変わらせ、情報を発信している。
・電子ゴミの墓場で拾われたゴミたちが、長坂さんの手によって12億円の価値に。
・アート作品で得た収益の95%はガーナへの旅費、アート制作の経費に加え、アグボグブロシーに住む人々に還元している。
・寄付や援助などの一時的にお金をわたすのではなく、新たな仕事や事業を生み出す持続的なビジネスサイクルを生み出すためにアート活動を行っている。
・2018年には学校を設立し、約30人の子どもたちが英語、算数、環境問題、アートなど、週5日授業を受けている。
◆ムーンタワー
・アグボグブロシーの現状を世界中のメディアに報道してもらおうと、現地の人々と力を合わせて美術館を建設。しかし、活動を快く思わない誰かに壊されてしまうと、今度は屋外にシンボルとなる「ムーンタワー」を建設。
・子どもたちや、ゴミを焼いている人々に声をかけ、プラスチックやペットボトルのゴミを拾って大きな球体を作り、中にLEDライトを入れ光らせる。
・ムーンタワーは現在でも明かりの少ないアグボグブロシーの夜を照らし続けている。
◆長坂さんの夢
・ゴミの町と同じ広さの土地を購入し、アグボグブロシーの人々たちにプレゼントすること。
・有毒ガスを発生させるゴミを燃やすような危険な仕事ではなく、サステナブルな農業やゴミをリサイクルする工場に勤務してもらう仕事を作り出し、持続的な利益を生み出すひとつの街を作り上げること。

SDGs特別企画 世界のフードロス料理を作ってみよう!

<余ったパスタで作ったフリッタータ>
【材料】
・卵(3個)
・粉チーズ(大さじ2)
・塩(小さじ1/4)
・余ったスパゲティ(トマトソース・ペペロンチーノなど)
・オリーブオイル(大さじ1)

【レシピ】
①ボウルに卵を入れとき、粉チーズ、塩、スパゲッティを入れよく混ぜる
②フライパンにオリーブオイルをひき、?を流し入れる(中強火)
③蓋をして蒸し焼きにする(中火〜中強火)
④表面が少し固まってきたら、ひっくり返し、中まで火が通ったら完成

★ポイント
余ったどんなパスタでもできます!

<くず野菜の万能エコペースト>
【材料】
・ブロッコリーの芯(2本分)
・ほうれん草の根本(6束分)
・ニンジンのヘタと皮(1本分)
・キャベツの芯(1玉分)
・塩(小さじ1/4)
・コショウ(少々)
・乾燥パセリ(少々)
・溶かしバター(10g)

【レシピ】
①くず野菜のエグ味を取るためにレンジで4分ほど加熱
②フードプロセッサーに加熱したくず野菜を全て入れ細かくする
③ボウルに移し、溶かしバター、塩、コショウ、乾燥パセリを入れて混ぜたら完成!

★ポイント
家庭で出るくず野菜でできます!
お好みで白身魚やパンなどにかけて楽しめます!

SDGsスペシャルゲスト
・杏
・井上咲楽
・国山ハセン(TBSアナウンサー)

ゲスト
・千原ジュニア
・山崎弘也
・ジェシー(SixTONES)
・インディアンス

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