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2009年1月24日(土)よる7時スタート(初回2時間スペシャル)

インタビュー

Vol.10 市川由衣 (前園あおい 役)

『RESCUE〜特別高度救助隊』をご覧になった感想を教えてください。

いつもオンエアを観るたびに、展開を知っているのに、感動で泣いてしまうんです。
演技をしているときはもちろん、脚本を読んだ段階でも涙が出てきちゃって……。どの回にも胸をぎゅっと締め付けられるような泣き所があるんですよね。
それは、『命をかけて命を守る』 という使命感とか、仲間との友情とか、挫折とか、いろいろなんですが、みんなが助け助けられて成長していく展開に、毎回感動しています。
この作品に出会ったことで、私自身も成長できたかなって思っています。
あと、災害現場シーンの撮影で、血糊をつけて大ケガのメイクをした要救助者役の方々を見ると、『災害は怖いな』 とも改めて感じます。
このドラマはとても忠実に消防士の仕事を再現していますけど、本当の災害現場の緊迫感とか悲惨さは、想像を絶すると思うんですよね。
そんな場所で、昼も夜もたくさんの女性救急隊員が頑張っていることを思うと、その方たちに失礼がないように前園あおいを演じなければ―― と、気を引き締めています。

共演者の方々との交流を含め、撮影現場の雰囲気を教えてください。

スーパーレンジャー役の男性出演者が多い現場だったので、クランクイン直後はちょっと戸惑いました (笑)。
でも、みんなすごく気さくで明るいし、いつも面白い話で笑わせてくれるので、過酷なロケでも、とても楽しく参加しています。
特に中丸さんたち新人スーパーレンジャー役のみんなが、いつもパワー全開でエネルギッシュなので、一緒にいると私も元気をもらえますね。
あとファイヤードラゴンの食事シーンは、あおいたちが唯一20代の若者に戻れるところですし、彼女の個性を出せるところだとも思ったので、表情やしぐさで22歳の女の子としてのあおいを表現するように気をつけています。

救急隊員という職業を演じるにあたって、勉強したことを教えてください。

出演が決まってから、予習のつもりで救急隊員をテーマにしたドラマや映画を観ていました。
本格的な役作りとしては、クランクイン前に横浜市安全管理局へ伺って、本物の救急隊員の方から、救急車や医療機器の説明、毎日の活動の様子を聞かせていただきました。
救急要請があって駆けつけても、すでに亡くなってしまっていることも多いなど、お話の内容が精神的にとても厳しいものだったので、正直 「よくお勤めできるなぁ」 と思ってしまったほどです。
あと、消防署内を案内していただいたり、ストレッチャーの上げ下げなどの体験もしました。普段経験できない貴重な体験をさせてもらいましたね。
クランクインしてからは、本物の医療機器を使いながら演技をしますので、『取り扱いを間違えたらどうしよう』 と、初めの頃はずっと緊張していました (笑)。
でも、中丸さんたちに本物のスーパーレンジャーの方が付いてくれているように、私たち救急隊の出演者にも、本物の救急救命士の方が立ち会ってくださるので、どんな細かいことでも質問して、教えてもらうようにしています。
ドラマはあくまでもフィクションですが、リアリティがないのは演じる私もイヤですし、学べる環境も整っていたので、あおいの役作りにはかなり貪欲に取り組んできたと思います。
ストーリーが進むにつれて、あおいもテキパキと動けるようにならなくちゃいけないので、新しい話数の撮影に入るときには気合を入れています (笑)。

視聴者へのメッセージをお願いします。

前園あおいも北島大地も、「自分はこうなりたい」という夢を持って頑張っている若者です。
夢へ向かって努力するあいだに、実力不足を悔しく思ったり、仲間が死んでしまったりと、いろいろ挫けそうになりますが、絶対夢を諦めない姿に、私もとても共感しています。
だから視聴者の皆さんもこのドラマを見て、自分の夢を持ってほしいし、夢を諦めないでほしいですね。
あと、あおいが救急隊員としてどう成長して、大地との関係もどう変化していくのか―― 演じている私も興味津々ですので、視聴者の皆さんもぜひ注目して観てくださいね!

(photo)