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2005年07月11日 |
「裕次郎雨」の俳句に学校単位で応募頂いた、北本市立東中学校にアタック |
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水曜日の「日本全国8時です」のコーナーで、森田正光さんが、「裕次郎雨」を季語にした俳句を募集しました。 応募はすでに先週の金曜日に締め切りましたが、1500句近くの応募をいただきました、ありがとうございます。
中には、中学校単位で138句も応募してくれた学校があり、それが、今回訪れた、埼玉県北本市の「北本市立東中学校」です。 全校生徒544名で、周りは畑に囲まれたのどかな学校でした。 今回、俳句を集めて送ってくれた赤井摩弥子先生にお会いして、応募の動機を伺うと、 「森田さんの放送を数年前から聴いているが、今回は力が入っているようなので応募しました。東中学校は、学校の特色の一つとして、全員で俳句を作ります。国語が得意な子がうまいとは限らない。国語が苦手、漢字が苦手な子がセンスがあるという、意外性が楽しみ。」ということでした。
実際、学校の特色にも「俳句教育」が入っているんですが、赤井先生自身が、俳句を教育に取り入れて20数年。
「俳句の先生」として有名。
俳句協会の会員で、今回、裕次郎雨の優秀作が掲載される「俳壇」にも俳句教育で紹介されているほどなんです。 学校では、修学旅行、スキー大会、体育祭など、 学校のイベントでは必ず俳句を作ります。 夏休みの宿題でも20句作るので、生徒は1年で100句も作るそうです。 生徒が作るときは、先生方も強制的に作らなければいけないんです。 さらに、俳句作りはイベントになっていて、先生がそれぞれ気に入った俳句を選び、 自分の名前の付いた賞をつけて、賞品を出します。 生徒は、あの先生の賞品がほしい、とか楽しんで句を作るようになるそうです。 実際、生徒に話しをきいてみても、 「5・7・5にぴったりと埋まったときの、これだ!という感じがいい」 「いろんなことを俳句にする楽しみが出来る。テレビのサスペンスをみながら、登場人物の気持ちを俳句にする」など、 俳句を生活の一部として楽しんでいるようでした。
俳句教育の効果を、赤井先生も、
「授業中にあらわれるというより、外で活動しているときにあらわれるんです。 季語を考えないといけないから、花を見かけても、先生、これは何?何ていう花?とか聞いてくる。自然に無関心だったのが、興味を持つようになる。こうなればしめたもの。」ということです。 応募してくれた作品の中から、番組で紹介したものは以下の通りです。
「大海にしとしとさみし裕次郎雨」(1年生・江口真美さん)
「ガラスごし裕次郎雨きらきらと」(1年生・新垣結佳さん)
「朝練の乱打裕次郎雨が降る」(2年生・工藤 涼くん)
「裕次郎雨決勝戦は体落とし」(2年生・佐田國綾太くん)
中学生だけに、テスト勉強や、部活動の様子を表現してくれたものが多かったです。 みんな、平成生まれなので、石原裕次郎のことは知らない・・・と言ってましたが、 「裕次郎雨」という季語は見た光景が俳句にすぐできるので、作りやすい、ということでした。 私が応募作で、個人的に気に入ったのは、 1年生の北嶋湧太郎くんの、「テスト中裕次郎雨見てるおれ」です。
「見てるおれ」というところが、かわいいですよね。
優秀作は、13日水曜日の「日本全国8時です」の森田さんのコーナーで発表です。
担当は宮脇花織でした。 |
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