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2005年06月14日 |
百貨店で相次いで催される『おやじバンド・コンテスト』、その理由は? |
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今朝のリポートは泉貴子が担当しました。
今日は『“スーパー親父”バンドフェスティバル2005』というお話。
先週の日曜日、西武百貨店池袋店の地下1階・婦人服売り場の一画に作られた特設会場で中高年バンドを対象としたコンテストが行われました。6月19日の「父の日」の合わせて、行われたこのイベントの参加条件はスーパーなオヤジである事。
応募総数58組から選ばれた10バンドが出場し、15分間で3曲ずつを披露。 出演者の平均年齢は48.5歳で、最高齢となった69歳の下町・地場産業を営む会社会長はド派手なロカビリー姿で熱唱していました。
ジャンルはカントリーからメタルっぽいハードロックまでと幅広く、日頃は言えない家族への想いを歌ったオリジナル曲から、お父さん世代が若かりし頃にはやった名曲までバラエティーに富んでいました。でも演奏はさすが自称スーパーおやじ達が集まったバンドだけあって、とにかくうまい!!演奏が始まるとガラス越しには「誰?有名人?」と、つま先立ちの人だかりができる程の盛況ぶりでした。
そこで、さっそく『スーパー親父バンド』の控え室に潜入!
控え室では一人で黙々とベースを弾いている人もいれば、ゴルフの素振りをしている人もい
ました。やはり大学時代にバンドをやっていた人が多く、同窓会や地元のギタースクール、会
社の同僚などをきっかけにまた音楽を始めたそうです。
ただ年を取って大変なのは楽器運び。学生時代から上下関係は変わらず後輩が運ぶのですが、
今や後輩もヨタヨタ。心配になって「いいよ。いいよ。」と先輩が運ぶこともあるそうです。
おもしろいのは、ギターを肩からかけて控え室を出る後ろ姿は哀愁が漂うのですが、ステージ
に上がると全くの別人・・・イエ~~イ!・・・そして演奏を終えて、ステージ衣装から普段着に着
替えると本当に普通のお父さんやおじいさんに戻っているんです。まさにスーパーマンのよう
でした。
中高年のバンドブームは少し前から話題になっていましたが、実はこういったおやじバンドのコンテスト、調べてみるといろんなところで開催されています。まず西武百貨店とそごうは、全国22箇所の会場で開催。6月上旬には阪神百貨店、7月には品川区大井のシブヤ楽器店、8月には玉川高島屋などなど・・・
でも、なぜおやじバンド・コンテストに今、百貨店が力を入れているのか。西武百貨店池袋店の広報・高橋真梨子さんに伺いました。
団塊世代の男性に向けたイベントというのがあまりなかったが、最近の傾向としてそういった世代の方が百貨店に足を運ばれるという姿も目だってますのでそういった意味で、よりその世代にも身近に感じてもらえればとこのイベントを企画しました。
今、百貨店業界は一時の最悪期は脱したものの伸び悩みが続いている状態。
そこで目を付けているのが団塊世代の男性。池袋西武では男性のカジュアルシャツなどが前年に比べて2~3割り増しの売れ行き、男性用の『美脚パンツ』に関しては5割り増しだそうです。世の中では団塊世代を対象とした男性ファッション誌の売れ行きが好調な中、『クールビズ』という新しいジャンルも出てきて、百貨店としてはこの夏、いわゆる“おやじ世代”を是非とも取り込みたい意図があります。
今回のフェスティバルで優勝したのはマンションの上下住人で結成された『ちびっこギャング』というバンド。53歳のお父さんと10歳の子供が競演したバンドでしたが、やっぱりお父さんが若々しくてお洒落でした。
この『親父バンドフェスティバル』。お父さん達にとって、家族にかっこいいところを見せるとてもいい機会だと思います。日頃は、子供の授業を参観する立場のお父さんも、たまには子供に参観されてみるというのはいかがでしょうか。 |
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