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| 2005年03月17日 |
| 子供用和食器が静かなブーム！ |
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今日は子供用和食器が静かにブームなっているというお話。
担当は泉貴子です。
みなさん、子供用の和食器があるのはご存知でしたか？子供用といっても侮るなかれ、清水焼、瀬戸焼、砥部焼、輪島塗、山中塗などそうそうたるラインナップです。
火付け役は、銀座にある子供和食器専門店小夏･銀座店。元々、和食器業界全体の先細りと少子化傾向の中、ほとんどが市場に出ず埋もれていた小振りの子供用和食器を全国から集め専門店を開いたところ思った以上の反響が合ったとの事
今や土日は、乳母車の渋滞が出来るほど混雑しているそうで、売り上げは前年比で１２０％から１３０％伸びているそうです。
とても小さくかわいい子供用和食器。ですが、気になるのが、お値段。高いものでは十二支が描かれた輪島塗のお碗が３７８００円するものもあるそうですが・・・売れ筋は１２００円前後のお茶碗。だいたい、お茶碗と箸とお味噌汁のお碗の３点で５０００円ちょっと越えるかなというお買い物をしていく人が多いそうです。これを安いと考えるか、高いと考えるか。
また、陶器などだと小さい子供は壊してしまうのではないかと心配の方もいらっしゃるかと思いますが、実は壊れることも和食器の魅力。
実際にお店で買っていかれるのお母さん方に聞くと『乱暴をしたら割れる』『おもちゃとは違うもの』という感覚を「食」という毎日の積み重ねの中で学んでもらうという狙いもあるようです。
今、幼児期における『食』というものはとても注目を集めています。共同通信社が最近行ったアンケートで、『食育』つまり食への意識を高める為の教育の必要性について聞いたところ、ほぼ１００パーセントの人が必要と答え、始める時期では、幼児期と答えた人が６割にのぼったそうです。つまり、多くの人が『食』の正しい習慣の始まりは幼児期にあるというわけです。こういった意識の高まりも子供にちゃんとした食器を与えたいという親心に繋がっているようです。
また、子供和食器が売れているのには別の理由もあります。
「子供用の和食器はないのか」と問い合わせが多く、子供和食器コーナーをつくった百貨店の池袋・西武では、売上げが１５パーセント伸びたということですが、意外にも大人が自分の為に子供用茶碗を買っていく事が多かったということです。通常よりワンサイズ小さく、デザインもしっかりしている子供用お茶碗は食の細くなったお年寄りやダイエット・ヘルシー志向の若者のハートも射止めているようです。
今は扱っているお店がそれほど多くないということですが、『食』への意識が高まりつつある中、広い世代層にニーズのある子供和食器。今後、本格的なブームがくるかもしれません。
＜ご紹介したお店の連絡先＞
銀座小夏本店ＴＥＬ０３－５７８５－４７２１ |
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