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2004年11月16日 |
猫を飼うのにルール? |
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11月16日は、目黒区が作った「目黒区・ネコの飼育ルール」についてお送りしました。
担当は泉貴子です。
こちらはネコの飼育に関するルールが書いてあるもので、10月の25日に目黒区が完成させました。 どうしてこのようなルールを作ったのか、目黒区生活衛生課の佐藤学課長にお話を伺うと、平成11年度から15年度までの5年間で、ネコの被害や苦情がおよそ倍に増え、また、元々ネコを規制する法律などが無かったため、このルールをみんなで作ったそうです。 実際、そんなにネコに困っているのか、目黒区の商店街で聞いてみると、糞尿の被害や、せっかく張ったコンクリートに思いっきり足跡を付けられたりと、色々あるようで、この飼育のルールは、おおよそ好意的に受け取られていました。 また、この猫の飼育ルールの完成にあわせて、ルールづくりに参加してきた区民の中から、ポスター、チラシづくりなどを通してネコのよりよい飼い方を広めてゆくため、「目黒区都会のネコを考える会」というボランティア団体が発足しました。
会長の横橋慎一さんにどうしてこのルールが必要なのか、伺ったところ、隣に誰が住んでるか分からない状況が増え、知らない近所の猫が自分に被害を及ぼすと、腹が立って争いが起きてしまうので、そうならないようにするために、また、飼っている人も、知らない人だからいいや、といわず、迷惑にならないような飼い方をするために、いわばお互いが譲り合うために、このルールが必要だそうです。 しかしこのルール、実は別に破ったところで何のおとがめも強制力もなく、こうして欲しいという、単なるルールなんです。 しかし横橋さんは逆に規制する強制力がないのがポイントだとおっしゃいます。 横橋さんは、「これはノラネコ処分するためのルールづくりではない。また、我々は別にネコの愛護団体ではない。あくまでもこのルールを守ることでお互いうまく生活するのが目的。人間関係がうまくいけば、ネコくらい目くじらたてなくても、これが昔の当たり前の光景だった。それが無くなったのでこうなった。人と猫が共存できる街作りが目的。これはその一環。」とおっしゃいます。 この目黒区の猫の飼育ルール、猫のためのものかと思いきや、実は人付き合いが根底にある、ひとのためのルールなのかもしれません。
※この目黒区・ネコの飼育ルールは、目黒区役所などで入手できます。
リポーター 泉貴子
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