観光地にまつわる様々な話題を特集してお送りしていますが、今回は、静岡県の熱海市です。
「国際観光都市」を掲げる熱海ですが、長らく低迷が続いているのはご存じの通り。
しかし、このところ新スポットが続々登場して、熱海のイメージを大きく変えようとしているんです。
まずは、熱海のイメチェン第1弾!
「宴会の街」から「花の都」へ。
この「花の都」は、熱海市の川口市雄市長が提唱しているもので、2010年を目標に熱海を色とりどりの花で飾ろうという構想。
そして、花の都作りにあわせるかたちで、今年3月から5月まで「熱海花博」というイベントが開かれました。
4月からは、市役所内に「花の都作り課」まで作ってしまったとのこと。
しかし、この花博ですが、熱海市民の皆さんの評判はあまり芳しくない。
実は、花博には見込みの半分程度しか人が来なかったそうで、熱海市は補填分とあわせて4億円の税金を投入することになったのです。
市長も夏のボーナス216万円を自主的に返上したそうです。
続いて熱海市のイメチェン第2弾は、熱海サンビーチの夜間ライトアップ。
砕ける波を青白く輝かせて幻想的な世界の演出。
「100万ドルの夜景」と言われた熱海の名声の復活を目指しています。
その美しさには、川口市長も太鼓判。
まだまだあります。
熱海のイメチェン第3弾!
「T&B」なる新コンセプトを掲げたホテルが登場。
リニューアルオープンした熱海シーサイド・スパ&リゾートなんですが、T&Bとは、Bed&Breakfastを文字ったTatami&Breakfast。
1泊朝食付き、夕食は各自でご自由に。
そのかわりお値段は驚きの平日1人5500円。
2~30代の若い女性をはじめとして中高年のグループも多く、稼働率は平均80%と絶好調。
さらに新スポット第4弾は、熱海駅前に登場した足湯、その名も「家康の湯」。
徳川家康が熱海に来て400年だそうで、これにあわせて熱海温泉組合が作りました。
9時から夕方4時までですが、料金はタダ。
熱海を訪れた人がほとんどみんな立ち寄っていて大盛況。
熱海の温泉は、市内中心部、網代、泉など、同じ熱海でも泉質が異なり種類が豊富。
温泉組合としても、これを今後はきちんと情報発信していきたいということです。
レポーター:泉貴子