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2004年07月05日 |
バリアフリー映画制作に挑戦 |
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今回は、川崎市で行われた「バリアフリー映画の制作体験会」へ行ってきました。
バリアフリー映画というのは、目が見えない人でも映画を楽しめるように工夫されたもの。映像の場面や動きを言葉で説明する「副音声」を、映画館内にFM電波で飛ばし、視覚障害者の方は、その副音声をラジオのイヤホンで聞きながら、映画を「見る」という仕組み。
日本の視覚障害者は30万人、そのおよそ9割が中途失明者。失明しても、映画が見たくて映画館に通うこともあるということで「バリアフリー映画」が生まれたということでした。
川崎市では、7年前から、市民映画祭である「しんゆり映画祭」で取り組みが始まっていて、今回はその人材育成を狙って、実行委員が、一般市民を対象に、台本作りから朗読まで、一通りの「体験会」を開いたということでした。
まずはビデオをみながら「副音声の台本」作りを行うんですが、これが本当に難しいんです。わずか2分程度の副音声作りに、なんと2時間!丁寧に説明しなければいけない一方、丁寧すぎては映画の「音」が台無しに。そのバランスが難しいんです。
例えば…
×「狭い露地」→○「露地」(露地は狭い)
×「必至に走る」→○「走る」(必至さは音の雰囲気で分かる)
難しかったのは「広場」。指導してくださった方は「周りを建物に囲まれた広場」と。今回制作した映画が「イラン映画」で、「イランの街並みの雰囲気も出したい」ということでした。
体験してみて思ったのは「映画は楽しい」ということ。これは「バリアフリーのための体験会」でしたが、バリアフリーとか、ボランティアとか、そういうことを抜きにして、参加された方は、映画が制作が楽しかった様子。こうした体験会から、「バリアフリー上映」のスタッフが増えていけばいいなと思いました。
担当:徳武樹里 |
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