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2004年01月26日
企業広告入りの無料ブックカバー「ブラジャケ」が登場

1月26日、月曜日の「現場にアタック」はちょっと変わった文庫用のブックカバーの話題をお伝えしました。

企業の広告入りのブックカバーで、首都圏の本屋さん、およそ100店舗にて無料で手に入れることが出来ます。
カラフルで、光沢があり、リバーシブルになっています。
このブックカバー、「ブラジャケ」という名前で、こちらは「ブランドブックジャケット」を略しています。

「ブラジャケ」を去年11月から展開している、広告会社・セットアップの濱口潤さんは、これまで「交通」を使った何か面白いものを広告媒体に出来ないか、と思っていたそうです。
しかし、駅は地面・壁など全て広告で埋め尽くされています。
そこで、広告化されていないのは人間だけだと思い、見渡したら本を読んでいる人が多かったそうです。
その中で買い物袋を切り取ってブックカバーにしている人がいて、それが「ブラジャケ」のヒントになりました。
また、カバーがかかった本を持っている人が色々な場所で読めば、移動する広告になる、と濱口さんは考え、これまで7社がこの企画に参加しています。

そのうちの一社、靴の製造販売を行っている「リーガルコーポレーション」は、文庫本に巻いてもらえるので、ファッションに興味のない人もリーガルブランドを認知してもらえれる、と広告効果を期待しています。
しかし、あまり宣伝を全面に出すのではなく、深みのある赤のブックカバーに小さく英語で「リーガル」と白い文字が書かれているデザインになっています。

実際、街に出てブラジャケの印象を伺ってみますと、なかなか好評でしたよ。
ブックカバーに関心のある人が多く、ニーズは結構あるのでは、と感じましたが、先ほどのセットアップの濱口さんは、この「ブラジャケ」は広告媒体としてもう一つ、ポイントがあるとおっしゃいます。
それは、朝から晩まで何千回と知らず知らずのうちに広告に触れているという生活の中で、本にかかったブラジャケは、身近にある程度の時間持っている広告になる、というのです。

さて、入手できる書店ですが、「交通」を意識して、駅の近くや駅ビルの書店などとなっています。
そのうちの一つ、八重洲ブックセンター・汐留メディアタワー店では、昨年8月オープンの際、支店独自のカバーを作り、反響が大きかったそうなんです。
オリジナルのブックカバーはいけるのでは?と思ったところにブラジャケの話があり、この企画に参加することになりました。
店長の河合靖さんは、ブラジャケが呼び水になり、リピーターが増え、また口コミで新たな顧客が増えれば、とおっしゃっています。

ところで、企業側が支払う広告料金ですが、基本的に5万枚で180万円〜230万円、書店での設置期間は2週間です。
書店には設置料が支払われ、その金額は集客力によって変わるそうです。

現在、日本コカコーラ株式会社の「カナダドライ」のブラジャケが首都圏の書店で置かれています。

企業も書店も広告会社も我がままで飽きっぽい消費者心理を、どうキャッチするのか。
これからも色々な広告媒体が登場するかも知れませんね。

レポーター徳武樹里
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