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2003年10月20日 |
「スタンバイ新生活術・その手があったか!」〜「週末起業」で副収入と生きがいを! |
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★スペシャルウィークの今週は、「スタンバイ新生活術・その手があったか!」と題しまして、ちょっとした目のつけどころで得をする、そんな方法を紹介していきます。
★初日の今日は話題の「週末起業」についてです。
★週末起業とは?→会社勤めを続けたまま、帰宅した後の時間や週末を利用して、自分の事業を立ち上げること
最近、サラリーマンの副収入を得る方法として注目を集めています。
★「週末起業」は、経営コンサルタントの藤井孝一さんが作った言葉。藤井さんが昨年立ち上げた「週末起業フォーラム」(http://www.shumatsu.net/)は、毎月100人ずつぐらいのペースで会員が増えていて(現在およそ1600人)、藤井さんが「ちくま新書」から出した『週末起業』(ちくま書房・680円)もベストセラーになっています。
★なぜ今「週末起業」が注目されるのか、藤井孝一さんは次のように分析しています。
「サラリーマンの先行きは不安定になっていて、将来に不安を抱いている。どこの会社に勤めていても、雇われている限りは、解雇や倒産の不安がつきまとう。そこで、自分で自分自身を雇う、つまり企業のオーナーになるという全く違う選択肢が、サラリーマンにとってリスクを分散させることになる。」
会社を辞めて一から事業を始めるというのでは、もっと大きなリスクになってしまうので、会社勤めを続けたまま、最小限のリスクで起業してみようというわけです。
★起業と言うと、すごく大変なことというイメージがあるのですが、インターネットが普及したことで、かなり手軽に出来るようになっています。かつては、事務所や店舗を構えるのに非常にコストがかかったわけですが、それはホームページで代用できますし、お客さんからとのやり取りもeメールを利用すれば、時間的にも融通が利くので、本業と両立させやすい環境が整ってきました。
★さて、起業と言われても普通のサラリーマンがいったい何をやったらいいんでしょう?藤井さんの答えはシンプルに「好きなことをやるべき。」とのこと。 月〜金まで会社で働いて、その上週末を使ってやるわけですから、好きなことじゃなければ続きません。
★例えば、建設関連の会社で経理の仕事をしているFさんは、映画撮影が趣味なのですが、その技術と機材を生かして、週末は結婚式などのイベントやセミナーなどの撮影を行なっています(http://www.imazix.jp/)。 Fさんは学校も放送技術の学校を出身で、映像や音楽が大好き。週末起業で、本当に自分がやりたかった夢を実現しているという側面もあるようです。(ちなみに福井さんは、この週末起業で月額にして20万円以上の収入があるとのこと)
★好きなことだけで食べていこうと思ったら難しいですが、週末起業でお小遣い稼ぎをする程度なら意外と出来るものなんだそうです。ロシア製のマニアックな中古カメラを販売している人や、なかには、夜景が好きでそれが高じて夜景評論家として独立開業したなんて方もいるんです。週末起業は失敗してもリスクが少ないので、気楽に自分のやりたいことをいろいろ試してみればいいんですね。
★それにしても、平日の本業の他に週末まで仕事に没頭するってことになったら、家族はどう思うでしょうか?奥様から文句を言われててしまうのではと、ちょっと心配になってしまいます。その点を、商社に勤務しながら、IQ-Strategy(http://www.iq-strategy.com/)という英語学習のCDロムを制作・販売している夏山将ニさん(39歳)に伺いました。
「妻は始めは冷ややかに見ていましたが、実際にビジネスになりだすと積極的に手伝ってくれるようになりました。共同作業自体が夫婦のコミュニケーション。普通サラリーマンは会社の話をあまりしませんが、週末起業は共通の話題になります。」
夏山さんの場合、週末起業のおかげで夫婦の会話が増えたそうなんです。とにかく、収入になることを示すことが奥さんに協力してもらう秘訣。夏山さんの場合、これまでの英語学習経験を生かして作った英語学習CD−ROMが実践的だと大好評。売れ行き好調で、年商はなんと1500万円にもなるということです。これなら、奥様も協力してくれるはずだと納得。
★いいことづくめような週末起業ですが、最大の問題は日本の会社は就業規則で副業を禁じているところが多いということ。しかし、昨年の時点で、日経新聞が大手106社を対象に行なったアンケートでは、6割以上の経営者が「今後、副業を容認したい」と答えており、すでに運用面ではかなり柔軟に対応しているところが増えているようです。 先ほどのFさんも、自分の週末起業は、本業にもプラスになっているとおっしゃっています。
「経理の担当者として仕事をしてきましたが、週末起業で見方が変わりました。専門外の営業の立場もよくわかるようになりました。管理部門と現場の橋渡しができるのは社内で私だけだという自負を持っています。」
週末起業は、基本的に全部ひとりでやるわけですから、トータルな経営感覚が身につく効果があるようです。
★今後は、年金にも不安がありますから、定年後の備えとして週末起業をするなんて人も増えていくんじゃないでしょうか。
リポートは徳武樹里が担当しました。 |
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