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2003年10月17日 |
「エキナカ」只今、変身中!
〜ようやく気付かれ始めたその可能性〜 |
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10月17日(金)の「現場にアタック」は、「エキナカ」についての話題です。
「エキナカ」とは「駅の中」のことで、キオスクなど売店や立ち食いそば、ファーストフードなどが並ぶ構内のことです。
少子高齢化で通勤通学客の減少に悩むJRや私鉄各社が、このエキナカ改革に力を入れ始めているのです。
その中でも東武鉄道は、熱心に改革に取り組んでいます。
東武鉄道の森岡賢さんによると、今までは鉄道各社はグループ経営を重んじて、グループ以外はダメ!でした。
しかし、今は外部の店舗にも入ってもらうよう、積極的にアピールしている、ということです。
とにかく「売れるお店」をどんどん入れていこう、ということなのです。
この「エキナカ」改革、もともと関西から始まった動きで、近鉄では難波駅などに立ち飲みの焼鳥屋を出したところ、「終電に乗り遅れない」と大ヒットしたそうです。
この改革はお店だけにとどまらず、ポスターボードや広告、イベントへと広がっています。
東武鉄道は池袋駅で「ラウンドボード」を展開しています。 一見すると、通路の中央の大きな柱にポスターが貼ってあるだけですが、これを開くとイベントステージに早変わりします。
取材に伺った日は「マトリックス・リローデッド」のDVD販売が行われていました。
この「エキナカ」改革の成功のポイントには「高い集客力」が挙げられます。
よく考えてみると駅に人が集まるのは当たり前のことなのですが、今まで乗客をスムーズに待たせしないことを第一に考えていたため、なかなかその発想の転換が出来なかったようなんです。
さて、この「エキナカ」の可能性、気づき始めたのは鉄道各社だけではありません。
「定期券は会員券みたいなものではないか!」と、レンタルビデオなど会員制のビジネスを鉄道各社に売り込むところも出現しました。
その中の一つ、丸善SST事業部の林栄一さんは、「駅は毎日利用するところ。ビジネスの視点からすると、それだけお客さんがいる、ということになる。」とエキナカをこのように分析しています。
また、駅ごとの客層に違いを生かし、学生の多い駅では牛丼や、高級住宅街の駅にはカフェと旅行代理店のコラボ店舗を出すなど、その駅の特徴を生かて「エキナカ」作りをしている鉄道会社もいます。
今まで気付かなかった「エキナカ」の可能性。
これからどんな変身をしていくのか、駅を利用することが楽しみになりそうですね。
リポーター近堂かおり |
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