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2003年10月03日 |
デパートの大改装相次ぐ/その背景は |
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10月3日の今日は、最新デパート事情です。
ここ最近デパートの改装が相次いだのですが、これからはファッションの秋ということで、巻き返しをはかっているんです。多くのデパートは「豊かな中高年、それも団塊女性」や、さらにその娘のいわゆる「団塊ジュニア」もターゲットにデパートを改装し、「母娘消費」を刺激しようという傾向が見られています。
とにかくデパートは「女性ものが鉄則」なので、軒並み紳士服売り場は減少しているのですが、そんな中、新宿の伊勢丹は紳士もの「メンズ館」に45億円を投入して、リニューアル・オープンさせたんです。
これが当たったのか、お客さんが急増、売上げも目標より3割を上回り大成功! 人気の一番の秘密は、買い物のしやすさにあったようです。
普通のデパートはブランドが壁を作って並び、大きくロゴを掲げて、ブランド力で勝負しているのですが、これを改革。スーツならスーツで「平場」、かきねのない状態にまとめ、ブランド色を打ち消したんです。伊勢丹・紳士服洋品営業部・大西洋さんは「本当に商品力が勝負」と話し、男性客はブランドよりもアイテムそのものへのこだわりの方が強いために、こういうスタイルにしたそうです。
しかしこの展開にブランド側は素直に喜べず、ここに苦労があったそうです。ブランドにとってはイメージやロゴは命、それが伊勢丹式に統一されてはブランド力が出ないということで、「今回の企画で1社でもまとめられないなら、企画の意味はない」として交渉が難航したメーカーはアメリカ本社まで行って説得したそうです。
伊勢丹メンズ館に限らず、その他の大改装や、去年から相次いだ「デパ地下」改装なども、百貨店独自の色を出そうと必死なんですね。
リポーター 近堂 かおり |
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