 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
番組への御意見・ ご感想お待ちしております。
メールアドレス
stand-by@tbs.co.jp
番組放送中(6:30〜8:30)は電話・FAXでも受け付けております。
電話 03-3584-0954
FAX 03-5562-9540 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
2003年09月19日 |
冷夏で米は大丈夫? |
 |
|
9月19日の今日は冷夏で心配されるお米の問題です。
今年は10年ぶりに冷夏となったため、今月に入り農林水産省は、国が抱えているお米「備蓄米」のうち、去年の2002年産ものを含めて、およそ20万トン以上を放出するそうです。まずは農林水産省・東京農政事務所・食料部長・稲谷久雄さんです。 「10年前の平成米騒動と比べると、当時の在庫は23万トン、それが今年は150万トン。今回不足の心配はない」 今年は「量」での問題はないということ。となると私たち、消費者は「味」での不安が高まってきます。そこで備蓄米の保存状態はどうなっているのか、先ほどの稲谷さんに伺いました。 「気温は15度以下、湿度は70から75パーセントに管理、これで冬眠のような状態にさせるので味は大丈夫。私の家でも女房にたべさせ、味は変わらないと・・・」
「大丈夫」ということですが、国が大丈夫といってもなかなか納得できない・・・。備蓄米の不信感からか新米の値段に影響し始めているんです。東京の米卸業者・木徳神糧の木村 友二郎取締役に伺いました。 「去年に比べて4割から5割ぐらい高い」
これには農林水産省も危機を感じて人気銘柄の新米の古米を混ぜて「ブレンド米」を作り、味と価格のバランスをとるよう各流通団体に要請しているそうです。
では、果たしてブレンド米の味は大丈夫なのか、これを調査した団体があり、そこの調査結果では、24人中9人は新米よりおいしと答えたそうです。
ですが、ここで大きな問題が発生したんです。それは表示の問題です。ブレンド米は「複数米」と書くだけ。何年が何パーセント入っているのかわからない。これによりたき方や水加減も変わって来るので(ブレンド米は「良く研ぎ」、「水に長めにさらす」がいいそうです。)、農水省は表示のガイドラインを確立しないとまた問題になるのではと、その団体の方達も答えてました。
新米と古米が混ざっていても同一銘柄では「複数米」と書くだけで、後は大きく「新潟産コシヒカリ」と書けてしまう・・・ これでは食べている人は自分が何を食べているのか不安になりそうな気がしてなりません。
リポーター 近堂 かおり |
|
 |
 |
 |
 |
|