第6話 2013年8月22日放送
あやめの畑
あやめ「ヒロくん、舞台に上がれるんだ」
恭之助「そっ！お前も観に来いよ」
あやめ「…私はいいよ。なんか顔合わせづらいし」
恭之助「けど…」
あやめ「『三人吉三』は、引き寄せられるように出会った三人の『吉三』という泥棒の話。お侍のお坊吉三は河村くん。女装の美少年、お嬢吉三はヒロくん？」
恭之助「ああ」
あやめ「やっぱり。お坊とお嬢は、運命的な固い絆で結ばれる…。河村くんとヒロくんにピッタリだよ」
恭之助「別に絆なんてねーよ。顔見りゃケンカばっかだし」
あやめ「私は、そうは見えないけどな。二人のこと、ちょっと羨ましいもん」
恭之助「え？」
あやめ「…この先も、ずっと並んで歩いて行けるんだなぁって」
恭之助「…」
あやめ「…私はもうヒロくんの横顔じゃなくて。前を行く背中しか見れないから」
恭之助「気ぃ変わったら、いつでも言えよ！見逃したら、ぜってー損したって思うから！」
あやめ「考えとくよ」
恭之助「…」