金堂平成大修理事業
「天平の甍」の呼び名で親しまれている、唐招提寺金堂(国宝・世界文化遺産登録)は、鎌倉、江戸、明治時代の過去4回の大修理を経て、100年ぶりに『唐招提寺金堂平成大修理』が行われる運びとなりました。
1995年の大震災をきっかけにその建物全体の現状調査が実施され、柱の傾き、梁や垂木のたわみ等が著しく、直ちに修理を施す必要があるということが分かりました。
1998年には2年間に及ぶ建物調査が実施され、文化庁主導のもと2000年より10年間に及ぶ大修理を実施、TBSは創立50周年を記念しこれを支援するプロジェクトをスタートさせました。
このページでは、覆いの中にすっぽりと入った金堂の中の様子を順にご報告していきます。
事業の予定
1998年 | 4月 | 金堂修理の為の調査事業着手 |
10月 | 国宝唐招提寺金堂保存修理事業専門委員会発足 |
2000年 | 1月 | 金堂修理事業開始 |
9月 | 境内に仏像修理所建設 |
12月 | 金堂覆屋根完成盧舎那仏・千手観音搬出開始 |
2001年 | 4月 | 金堂解体調査着手 |
2003年 | 3月 | 盧舎那仏・千手観音保存修理終了 |
12月 | 金堂解体調査終了 |
2004年 | 10月 | 金堂の組立を開始 |
2007年 | 9月 | 金堂組立終了 |
2008年 | 3月 | 金堂覆屋根解体 |
2009年 | 4月 | 金堂三尊遷座 |
8月 | 金堂平成大修理落慶法会 |