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TBSテレビ『屋上のあるアパート』

3月21日(月・祝)よる9時放送

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会見レポート

放送が間近に迫った3月10日、原作者の阿川佐和子さんと主演の長澤まさみさん、志村プロデューサーによる会見が行われました。
ドラマ同様、春の心地よさが伝わるほっこりとした会見の模様を早速お伝えします!

志村彰プロデューサー

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ドラマスペシャルで阿川さんの原作モノは「ウメ子」に続く第2弾となります。阿川さんでもう一度やりたいと思い、また女性が初めての一人暮らしをするストーリーも、3月21日放送というのは4月から新生活をする方が多いこの時期にピッタリということでこの作品を企画しました。
最初は決断力のない女性が一人暮らしをしていくことでいろんな人と出会い成長していく主人公・麻子役を、長澤まさみさんにお願いしました。長澤さんは、阿川さんの本が大好きで、一度阿川さんの作品に出たいということを聞きお願いしました。手前味噌ですが麻子にぴったりで、本当にいい作品になったと思います。
今、テレビドラマにはどギツい作品が多い中、非常に珍しい、観終わった後心温まる作品になっていると思います。ぜひ皆さんご覧になっていただいて、春に向かって爽やかな気持になっていただければと思います。

原作:阿川佐和子さん

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『ウメ子』に続き、私の原作でドラマ化したいと聞いた時、「大して書いてないし何が残ってるかしら?」と思っていたら、『屋上のあるアパート』がいいという話になり。この作品は、『ウメ子』は童話的な子供向けの小説で、次に大人向けの小説として初めて書いた話でした。個人的には愛着ある作品ですが、作品の完成度となると「出来としていかがなものか?」と思っていましたので、ドラマ化したいと聞き「あれでいいんですか?」という気持ちでした。
それで話は進んでいって、長澤まさみさんはじめ出演者もどんどん決まり「豪華になってきたな」と思っていて。そして本読み・顔合わせに出席できることになったのですが、あまり原作者が顔を出すのもどうなのか、と申し訳ない思いもありながら興味があったので行きました。
私は本読みで初めて台本を読んだんですね。役者さんが声を出して台本を見ながら読むところにいたのも新鮮で。ラジオドラマみたいな気分で聞いていたら、だんだん感動して涙が出てきちゃって。ビービー泣いていたら周りがびっくりして、志村プロデューサーからは「原作者が泣きますかねえ、自分の話に」と言われて。「いやぁ、改めて読んでもらったらいい話ね」と(笑)。
それは原作がよいというより、原作を基にして作った脚本と、本読みにも関わらず心を込めて、最初からやる気になってくださっている長澤さん初めみなさんの空気みたいなものがとても伝わってきて、「こりゃもしかしたらいいドラマになるかもしれない」ということです。
その後も、単発ものと思えない、連ドラのようなスタッフの和やかな空気が生まれていたそうで、「すごく(現場の雰囲気が)いいんですよ」と耳に入ってきて。それが嬉しかったですね。この稚拙というか、不完全な小説を、これだけいい空気にしてくださったことにすごく感謝をしております。ありがとうございました。

桂木麻子役:長澤まさみさん

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大好きな阿川さんの作品に出られたことが、今回何より嬉しかったです。小説も読ませていただきましたが、私が好きな阿川さんの良さというか、阿川さんそのものが作品に詰まっていて。そんな作品に出させていただいたことが勉強になりましたし、すごく楽しく、皆さんと和気あいあいと撮影することができました。そんなみんなの仲の良さですとか、この作品や阿川さんのことが好きな人が、たくさん集まってできた作品なんだなと思えるようなあったかい作品になっていると思うので、ぜひ見ていただければと思います。

質疑応答

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