はじめに
原作 宮部みゆき × 主演 小泉孝太郎 TBSの2013年7月期月曜枠は、一味違う本格派ミステリーが登場! ベストセラー作家宮部みゆき傑作ミステリーシリーズ × TBS初、ゴールデン枠連続ドラマ主演4年ぶり小泉孝太郎
TBSは、2013年7月期の月曜ミステリーシアター枠(毎週月曜よる8時〜)で、社会の闇を切り取る名作を送り出してきた宮部みゆき原作の杉村三郎シリーズ『誰か somebody』『名もなき毒』をドラマ化することに決定しました。
ミステリーの女王・宮部みゆきが、人間の心の陥穽(かんせい)を圧倒的な筆致で描ききった杉村三郎シリーズ。2007年に吉川英治賞を受賞したこの、現代を生きる人間の心の闇を描いた2作のミステリーを、今回は連続ドラマで描いていきます。
人の心には毒がある 私はその毒に名前をつける
ごく普通の人間が心の奥に信じられないほどの毒を飼うことがある。その毒に犯された者が、あるときは無意識のままにそれを伝染させ、またあるときは意図的に広めることもある。このドラマは、「日常に潜む毒」や「毒の連鎖」が生んだ事件を、主人公・杉村三郎が明らかにしていき、その中で様々な人間ドラマが描かれていく本格派ミステリーです。
主演はTBS連続ドラマ初、ゴールデンの連続ドラマでは2009年以来の主演となる小泉孝太郎。そして、『誰か somebody』で引き逃げされた被害者・梶田聡美役には深田恭子、『名もなき毒』で父を連続毒殺事件で亡くした古屋暁子役には真矢みきと、ドラマや映画で大活躍の両ヒロインのキャスティングが実現しました。さらに、小泉演じる杉村三郎の奥さん杉村菜穂子役は国仲涼子が演じるほか、豪華出演陣が勢揃い。
2013年の7月8日(月)よる8時からスタートの主演・小泉孝太郎×原作・宮部みゆき月曜ミステリーシアター『名もなき毒』は、今まで映像化された宮部作品とは一味違うミステリーとして皆様の前に現れることとなるでしょう。どうぞご期待ください!!
コメント
主演・小泉孝太郎コメント
原作ものということでプレッシャーもありますが、台本を読んで杉村三郎に共感できることが多く、「早く杉村を演じたい」という気持ちでいっぱいで、クランクインが本当に待ち遠しいです。
杉村はどこにでも居そうな普通の人物というところがポイントで、見てくださる方にもきっと共感してもらえると思います。
ドラマが終わったときに、誰よりも杉村に愛情を持っている宮部さん、そして原作を読まれた方々に「小泉孝太郎は杉村だったね」と言われるように演じていきたいです。
1話〜5話ヒロイン・深田恭子コメント
宮部みゆきさんのミステリー作品と聞き、また久しぶりの小泉孝太郎さんとの共演なので今からクランクインする日が待ち遠しいです。
実際に自分にも妹がいるので、姉妹の関係性の中で、梶田聡美という役と同じように感じられる部分が少しでもあるのかなぁと楽しみにしています。
真矢さんはパワフルな印象で、いつかご一緒したいと思っていましたので今回は同じシーンがなく残念ですが、後半の展開も楽しみにしております。
6話〜11話ヒロイン・真矢みきコメント
爽やかな好青年の小泉孝太郎さんが、幾多の毒という経験を得た後に佇む素敵な姿を楽しみにしています。
深田恭子さんには、宮部ミステリーのバトンパスを楽しみに待っています。
深田さんらしい清らかさで、ミステリーの迷宮を走りきって来てください。この作品では、どっぷり「毒」という迷宮に浸かり、最後にそこに、凛と微笑んで立っていたいと思います。
《原作について》
水面に落したインクの様に、静かに毒はまわりながら社会に広がり、我々はそのなかで生きているのかと気づかされる作品です。そして人は何色もの毒によって成長させられるのかと。
「我々人間が毒なのだから」。これは宮部さんのセリフの引用です。
なるほどと思い、本を閉じました。
そして、解毒剤もやはり人なのだと…。
《古屋暁子について》
仕事も家庭もテキパキ難なくこなすキャリアウーマンの暁子さんは、私には心の根底に、誰より愛を乞うひとに思えてなりません。
そのアンバランスさを大切にしたいです。
チーフプロデューサー・橋下孝コメント
宮部みゆきさんの傑作をドラマ化するので、原作ファンを裏切らないようなドラマにしていきたいと思います。
主演の小泉さんを起用した理由は、「ピュア」なところが杉村三郎にふさわしいと思ったからです。
宮部さんご本人からも原作のイメージにぴったりとのお言葉もいただきました。
主人公の杉村三郎がどんな「毒」にも染まらない「ピュア」な分、周りにいろいろな「毒」を持った強烈なキャラクターの役者さんをキャスティングしました。その「毒」を持って、小泉さん演じる杉村三郎という人間の“ピュアさ”を浮き彫りにしていきたいと思います。