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毎週土曜日よる7時56分

現場レポート

Vol.20「オールアップしました!!」

そんな上川さん演じる北里の 「 隠れ家 」 として使用させていただいていた場所は、これまた風情たっぷりの場所でしたが… 実はセットではなく、閑静な住宅街の中にある3階建ての古いアパート だったんです。足を踏み入れた木村さんは、その埃っぽさと迫力に 「 … すごいところですね 」 と絶句、香川さんはものめずらしそうに建物を観察していらっしゃいました。約3ヶ月半のあいだ刑事を演じてきた香川さん、周囲をパトロール (?) するクセがついたのか 「 お隣には “リン○ル” って名前の外人が住んでるらしい 」 と、こっそり教えてくれたのが可笑しかったです (笑)。

九十九が北里を 「 本当の人殺し 」 にしないよう説得を試みるシーン では、近くに銃が転がっているような物々しい場所にもかかわらず、撮影自体は穏やかな雰囲気で進行。いつにも増して真剣な表情の木村さんを見ていたら、まるで九十九が北里へのカウンセリングを行っているところを覗いてしまったかのような錯覚に陥りました。九十九の 「 人を殺したら、二度と自然に笑えなくなりますよ 」 という “微笑みの論理”、とても説得力がありましたよね。

その後に続く 北里の自殺未遂シーン では、北里を思いとどまらせようと九十九が必死の体当たり。実は、あの隠れ家の床はコンクリートがむき出しで、ところどころからハリガネのようなものが突出していたり、ちょっと膝立ちするだけでもかなーり痛い場所だったんです。 (  )