「そうですね。本当にまさにいつの時代の話かっていう感じではありますけれども、ここまでのことをやらなければといけないというのが一体、それこそキム王朝の中は何がどうなっているのかなっていうことを思いますよね。やっぱりよっぽど実を言えば切迫感、追い詰められている感があって、すべての抵抗を排除しなければいけないって感じなのかなっていうことを思います。
これ見てふと思ったのが、私がイギリスに駐在員で居た時に、結構ロシアのスパイによる、工作員による反体制の人の暗殺事件っていうのがあってですね。その時はなんと傘の先端部分、先っちょですね、そこに毒を塗ってやるというのがあって。その後、ユーゴスラヴィアのね、政変の中でやっぱり、毒を盛られて顔が変わってしまうという、そういうようなことが結構あるわけですね。こういう独裁体制の中では、やっぱり前近代的なことが起こりうるんだっていうことを目の当たりに我々はさせられている。そのことをやっぱり見据えていかないといけないですね」
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