「結局、枠組みを作るということになったわけですよね。為替の話も出なかった。ちらっと言いましたけどね、トランプさんがね。これから枠組みを作った。それから、これ80年代の構造協議でもそうで、枠組み作った後に本番がやってくるということですよね。だから、枠組み作るまではいいんですよ。で、これから先じゃあどういう話になっていくのか、為替操作国とは言わないし、そんなこと首脳会談で話することでもないが、実際問題どうなんだいって話になったときにですね、アメリカの赤字が1番中国、2番日本ってことになりましたと。円が安いじゃないかという話は、いやいやいやこのアメリカの赤字はほとんどが自動車で、それも高級車で、アメリカの作れないものでアメリカのニーズがあるから出しているんで、みたいな話になるわけですけども。これからそういう各論に入ってくるんだなって感じですし。TPP抜けたと、じゃあアメリカがもっとも得意とする二国間交渉。そうすると、TPPで我々一応大事なものは守ったつもりでいるんだけども、さあもう一回振り出しに戻りましょうと。豚肉どうしてくれる、牛肉どうしてくれる、と言った時に、私たちはそれに対してどう対応していくのか。国内の競争力どうやって高めるのか。これからもう一度っていうかな、これからが本番っていう気がしますね」
|