「私も随分と歳をいきましたが、やはり陛下は、あの水害と言い、色んな行事と言い、本当に国民のために国家のために、自分たちの体を削りながらも国民の象徴として今まで努力をして来て下さいました。もうここらで、陛下が少しお休みになれるような、みんなが心配りをして差し上げるのが、私はいまの立場でないかと。自分自身が歳をいって、やはりその立場を、陛下のあの忙しい公務を、是非軽くしてあげて頂きたいと思いますし。私もね、重度障害者の施設を40数年やっております。平成3年に、天皇皇后両陛下に来て頂きました。そして、1人1人障害者を、こう、肩を叩いて慰められる。皇后もまた、世話をしている女性たちに、『ご苦労さん、ご苦労さんです』と慰められる。その本当に頭の下がる想いを目の当たりにさせて頂いて、こういう天皇皇后を持ったのは日本国民の幸せだと思って感謝してきたわけです。もうそろそろ、お言葉に私はお考えを頂いて、そして早く陛下が心を少し和らげて、そして老後を過ごして頂くようにお考えをするのが我々の務めでないか」
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